東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
会社・法人の印鑑証明書を取得するときに
印鑑カードを取得する必要があります。
印鑑カードがないと印鑑証明書を
取得することができません。
では印鑑カードはどこで手に入れることが
できるのでしょうか?
会社の印鑑カードはどこで取得するのか?
会社設立した後に、必ず印鑑カードを
取得するようにしましょう。
それがないと、会社の印鑑証明書を
取得できないからです。
例えば、事務所を借りたい時に
賃貸借契約を締結しますが、
その際に印鑑証明書を求められることが
あります。
また、銀行から融資を受けたい場合にも
印鑑証明書が必要になります。
印鑑カードですが、会社の本店所在地を
管轄する法務局で手に入れることが
できます。
法務局に印鑑カード交付申請書が
あるので、法務局に届け出る
印鑑で押印してカードを交付して
もらいます。
印鑑カードを交付して初めて
会社の印鑑証明書を取得できるのです。
役員が変わった場合、印鑑カードは引き継げるの?
会社や法人の代表者が変わった場合、
印鑑を引き継ぐことはできるでしょうか?
答えは引き継ぐことができます。
会社の代表者が変わる場合、役員変更の
登記申請をします。
その際に、印鑑届書を提出しなければ
なりません。
その印鑑届書に、印鑑カードを引き継ぐか
どうかをチェックするところがあります。
印鑑カードを引き継ぐにチェックすれば
従前の印鑑カードをそのまま使うことが
できます。
管轄外の本店移転登記をした場合、印鑑カードは使えるか?
例えば、東京都千代田区から新宿区に
本店移転したとします。
千代田区の管轄は東京法務局、
新宿区の管轄は東京法務局新宿出張所に
なります。
登記の申請は、東京法務局にしますが、
その際に印鑑届書も出します。
さて、東京法務局で発行された印鑑カード
ですが、そのまま東京法務局新宿出張所
でも使用できるのでしょうか?
答えは
東京法務局で交付された印鑑カードを
東京法務局新宿出張所で使うことが
できません。
再度、印鑑カード交付申請書を
東京法務局新宿出張所に提出して
印鑑カードを交付してもらう必要が
あります。
まとめ
印鑑カードがないと、法務局にいっても
印鑑証明書を取得することができません。
あと、代わりの人でも印鑑カードを
持参して、印鑑証明書を取得することが
できます。
ただ、その際に代表者の生年月日を
控えておかないと印鑑証明書を取得
できないので、注意してください。
参考書籍
商業登記ハンドブック〔第3版〕
松井 信憲 商事法務 2015-05-20
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