東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
不動産登記事項証明書は取得できた。
甲区と乙区にはどんな権利が記載されるか
前回書きました。
今回は、不動産登記事項証明書の
権利部のうち、
甲区に記載させるものは何か
について一部書いていきます。
甲区に記載されるのは所有権に関する事項が書かれる
権利部の甲区については
所有権に関する事項が書かれます。
全部事項証明書を取得すると、
コンピューターになったあとからの
不動産を誰が所有していたかの経緯を
見ることができます。
まずは「順位番号」
原則、最後の順位番号で
登記の目的が所有権保存ないし
所有権移転の場合は、
現在の所有権者と思っていただいて
結構です。
持分の場合など例外は色々ありますが、
上記のことをまずは押さえてください。
どういう原因で不動産を取得したかを知りたい
登記事項証明書の
「登記の目的」の部分を御覧ください。
- 所有権保存
- 所有権移転
- 持分一部移転
など、書かれています。
これは該当不動産の全部が移転したのか
一部が移転したのかを示す部分で
権利関係を知る上で大事
になります。
隣には、「受付年月日・受付番号」が
あります。
これも重要な役割を果たしますが、
今回は説明を省略します。
そして、一番右端の欄に
「権利者その他の事項」
と書かれているところがあります。
その部分の最上部に「原因」が
あります。
これは不動産を取得した権利変動を
示しています。
- 「年月日売買」
- 「年月日相続」
- 「年月日贈与」
など、原因は様々あります。
なお権利変動が起きた原因によって
登記の申請人も決まってきます。
つまり、自分から申請すべきか
全所有者とともに共同してしたのか
分かります。
さらには、登記原因で、
法務局に支払う登録免許税も違います。
なので、登記原因を読み解くことで
こういう権利変動で取得したという
経緯が分かるのです。
まとめ
権利部の甲区のところに記載されている
ことの一部を紹介しました。
- 登記順位を知ること
- 登記の目的は何か?
- どのような権利変動で不動産を取得したのか?
その辺りを理解してください。
参考書籍
これだけ押さえる! 不動産登記簿の見方と登記手続き
伊波 喜一郎,山﨑 学 近代セールス社 2015-01-09
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