東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
登記事項に変更が生じた場合、変更してから2週間以内に変更登記を申請しなければなりません。
しかし、登記事項が何か分からないと、登記をし忘れることも・・・
特に漏れることが多いのは役員変更登記。
なぜ、登記簿の内容を読めないといけないのか、細かく説明していきます。
まずはあなたの会社の登記事項証明書を取得しましょう
経営者のあなた、起業の法務担当のあなた!
あなたの会社の登記事項証明書、定期的に見ていますか?
もしかしたら、あなたは会社設立以後全く見ていないのでは?
特に中小零細企業の経営者のあなた、きちんと法務局等で登記事項証明書を取得してご覧になっていますか?
このブログを見て再度法務局に行って、登記事項証明書を取得して、現状の会社の登記状況を把握することをオススメします。
登記事項証明書の中身を確認しましょう
登記事項の記載についてですが、以下のとおりです。
- 商号
- 本店
- 会社成立年月日
- 目的
- 発行可能株式総数
- 発行済株式の総数
- 資本金の額
- 株式譲渡制限に関する事項
- 役員に関する事項
- 取締役会設置会社の旨
- 監査役設置会社の旨
- その他の事項
自分の会社の登記事項証明書を見れば、どんな規模でどのような事業をしているのか、社内体制はどうなっているのか、会社の状態が分かります。
実は登記事項証明書を読めるようになれば、例えばあなたの会社が取引するときに相手方の登記事項証明書を取得し、相手の会社の情報を掴むことが出来ます。
なので、登記事項証明書に何が記載してあるのか知っておいて損はありません。
登記事項の内容を社員全員で共有することも大事
経営者はもちろん登記事項の内容を知っておくことは重要です。
ただ、経営者も何かと忙しいことがあり、失念することもあります。
そこで、従業員の少ない中小零細企業の場合、負担にはなりますが、登記事項の内容を全員で共有してみてはいかがですか?
登記漏れがあると、時間を負うごとに過料を支払うリスクがあるので・・・
まとめ
登記事項証明書の中身を知っておく。
経営者の常識です!
従業員の少ない会社や、将来発展する会社で将来を担う担当者もぜひ登記事項がどんなものか知ってもらいたいです。
専門家とスムーズに案件を進めることができ、意思疎通も図れます。
登記事項証明書の中身を知っておくことは、全員で会社を動かしているのだとということを意識するためにもいい方法だと思うのですが、いかがでしょうか。
中小零細企業は「ヒト」の要素で成り立っているのですから・・・
今回は
『経営者・法務担当者のあなたへ!なぜ商業登記の登記事項証明書を読めるようになる必要があるのか?』
に関する内容でした。
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商業登記事項証明書に記載されている内容について教えてください!