「会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士の桐ヶ谷淳一です。
起業したいあなたのための本
今回は読書日記。
今話題になっている「起業1年目の教科書」(今井孝著 かんき出版)
起業1年目の教科書
今井 孝 かんき出版 2015-06-17
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私も会社設立アドバイザーで起業される方をサポートする立場。
また、経営者でもあるので興味深く読んでみた。
目次
タイトルとおり教科書としての役割を果たす本
起業ってなんだか特別な才能がないとできないのか?
そう思っている方も多いだろう。
正直、誰でも起業は出来る。
ただ行動に移せるか否かの違いだけだと思う。
なぜそう言えるのか?
現に私にもできているから。
司法書士という資格をもとに開業しているが、経営者でもある。
起業していると言ってもいいだろう。
私も平成19年7月に開業して8年立っている。
私でも出来るのだから、起業したいと思っているあなたであれば、やろうと思えば誰でも出来る。
でも、開業するときにこんな本があればどんだけ良かったか、
といえるのか「起業1年目の教科書」である。
起業に関する内容が盛りだくさん。
起業に対する不安もこの本を読めば解決への糸口も見えてくる。
起業したいあなたには、辞書的・教科書的に使える本である。
著者の起業時の悩みを反映している内容
この本の特徴といえるのは、著者の体験談を元に書いてあること。
なので、説得力は十分にある。
「本当にこの値段で、こんなに起業に関するノウハウを教えてしまっていいの?」
という内容が満載である。
もしかしたら、起業の準備をしているあなたは既にやっているかもしれない。
しかし、それがあったとしても、見直すことも大事。
結局は起業は一つ一つの小さな積み重ねと行動力。
それらがあれば、起業はなんとかなるものである。
後は、自分が動きながら体得していけばいいのである。
その部分についてこの本は十分に役割を果たしてくれるだろう。
起業に対する不安を解決してくれる内容
自分のやりたいことがすぐに売上につながるのか、ビジネスに繋がるのか不安があるのは起業家としては当然あるだろう。
しかし、やってみないと分からないことを、ずっと自分の心のなかに押し込めてしまうのはもったいない。
正直、起業に向くか向かないか性格な部分もあるのは否めない。
ただ、この本を読んでから、自分にもできそうだと思うのであれば、挑戦しても悪くないはず。
この本には、起業に関する不安をどう払拭すればいいのかく詳しく解説してある。
起業に関して自分と向き合うためにも、この本でしっかり自己分析していくこと、自分に置き換えることが大事である。
この本で印象に残っている部分は?
同じ商品でも、伝え方によって2倍も3倍も価値を感じてもらえるなら、その努力をするのが起業家の仕事です。
(154ページ)
自分の売る商品、どのように価値を伝えていくのか
ビジネスをしていくうえで大事になる。
ここは私のサービス(司法書士業務)でも同じである。
価格競争に巻き込まれないためには、どうすればいいのかを考える必要がある。
満足の価格にするには、自分に自信を持つ、その分野をもっと研究する、お客様に納得させるサービスを売る。
つまり、自分なりの努力が必要なのだ。
起業するということは常に視野を広げ、自分自身を常に磨きをかけることが必要ではないか。
そのように感じた。
まとめ
起業というのは、以前と比べたらハードルは低くなっている。
起業したいがどうしても一歩が踏み出せない。
そのようなあなたに、ぜひこの本をオススメしたい。
起業1年目と書いてあるが、既に起業されている方や、事業拡大を図っている経営者にも読んでもらいたい。
役に立つヒントが盛り沢山なのだから・・・
今回もご覧頂きありがとうございました。
感想を聞かせていただけると嬉しいです。
起業1年目の教科書
今井 孝 かんき出版 2015-06-17
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