こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
以前「遺言書の重要性」について書きましたが、現代社会において遺言はますます重要な役割を果たしています。
しかし、多くの人々は「遺言はまだ早い」と考えがちです。
実際には、遺言が必要な人は多く、早めに準備することが大切です。ここでは、どのような人が遺言を書いた方が良いのか、具体的な例を交えてお伝えします。
最後までお付き合いください。
遺言書が必要な人4選とは
今回は、「遺言書」を書いたほうがいい人を4パターンにまとめました。
これに当てはまる方はぜひ「遺言書」の作成を前向きに検討してください。
その1 家族構成が複雑な人
近年、再婚や子どもが複数のパートナーとの間にいる家庭が増えています。
このような場合、法定相続分だけでは不公平な分配が生じることがあります。
遺言を作成することで、自分の意思を明確に伝え、家族間のトラブルを避けることができます。
特に、再婚している場合や推定相続人が兄弟姉妹の場合、遺言書を準備することを強くおすすめします。
推定相続人が兄弟姉妹の場合、遺留分を気にする必要がないため、なおさら遺言書が有効です。
その2 特定の人に財産を遺したい人
法定相続人以外の人物に財産を遺したい場合、遺言は必須です。
例えば、長年世話をしてくれた友人やパートナー、あるいは慈善団体に寄付したい場合などが該当します。
遺言を残すことで、自分の意志を確実に実現できます。
ここ遺言書を書くときは遺留分のことも考慮して書く必要があります。
さらには付言事項も書いておき、なぜこの遺言書を書いたのか理由を明確にしておくべきです。
その3 自営業や中小企業を経営している人
自営業や中小企業を経営している人は、事業の承継を円滑に行うために遺言が重要です。
遺言を通じて後継者を明確に示し、事業の継続に支障が出ないように準備をすることが必要です。
これにより、社員や取引先にも安心感を与えることができます。
その4 相続税対策を考えている人
遺言は相続税対策にも有効です。財産の分配方法を工夫することで、相続税の負担を軽減することが可能です。
専門家のアドバイスを受けながら、効果的な遺言を作成することで、家族の経済的負担を減らすことができます。
まとめ
遺言は一部の人だけのものではなく、多くの人にとって重要な手段です。
家族構成が複雑な人、特定の人に財産を遺したい人、自営業や中小企業を経営している人、相続税対策を考えている人など、それぞれの状況に応じた遺言の作成が求められます。
遺留分の問題もありますが、まずは相手に自分の意思を伝える手段として、ぜひ「遺言書」の作成を検討してみてください。
残される相続人のことを考えて、早めの準備が大切です。
この内容が少しでも参考になれば幸いです。
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今回は
『遺言書が絶対に必要な人4選 どういう人が遺言書を書くべきなのか江戸川区の司法書士・行政書士が解説』
に関する内容でした。
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