遺言書を書く前に、まずは相続人は誰かを調べましょう!「家系図」の活用を!
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 鉄道大好き司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
最近、相続案件を抱えていて気になることがあります。
それは相続開始後に多くトラブルが発生していること。
相続開始前にある程度のことをしておけばトラブルは未然に防ぐことも可能。
そのトラブル解決策として「遺言書」があります。
ただ、作成するときに気をつけたいことがありますので、今回は「遺言書」作成にあたり注意することを書きます。

遺言書を書く前に、まずは相続人は誰かを調べましょう!
相続人は誰か特定する意味は?
あなたが持っている財産をもとに争いが起きることは、様々な相続を見て明らかです。
財産の規模を問わず揉めてしまうときは揉めてしまいます。
特に相続関係が複雑になると揉めるリスクは高くなります。
それは遺留分の発生で一部財産が相続人に持っていかれる制度があるため。
そのため、自分の相続人は誰であるかを知っておくことは「遺言書」を書くときに重要な要素になります。
いきなり「遺言書」を書くのにハードルが高いと思っている方へ 家系図を作ってみる
最近、巷で「家系図」を作るブームがあります。
家系図を作ることで自分の祖先は誰だか知ることは可能です。
家系図を作ることで、自分の相続関係が明らかになるだけではありません。
この人に財産を託していきたいという思いにもつながっていきます。
つまり、「家系図」を作ることは自分の棚卸しの一つにもつながるのです。
家系図であれば、いきなり遺言書を書くよりもハードルが低く、相続対策の一つとしても使うことができます。
遺言書を書くときはとにかくハードルを低く!
遺言書を書く行為は、法律に従って書かないといけないとか、財産の分け方のイメージがつかないとかでとっかかりにくい。
なので、途中でやめてしまい、後回しになる傾向にあります。
そうなると、遺言する気力も落ちてしまい、書かないまま亡くなり、争いが起きる。
意外と相続の悪循環に陥りやすいです。
「遺言書」の件で、司法書士などに相談するのと同時にまずは「家系図」と「あなたの思い」をどうしたいかをまずは決めましょう。
法律論抜きでいいので、あなたの気持ちを率直に伝えることが重要になります。

まとめ
相続は「法律」「税務」で解決できない「ココロ」の問題が多く潜んでいます。
私は「ココロ」を重視した相続対策がこれからの時代重要になると感じています。
今回は
『遺言書を書く前に、まずは相続人は誰かを調べましょう!「家系図」の活用を!』
に関する内容でした。
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参考書籍
わたしの家系図物語 | ||||
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