こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
遺言書を書くことは、多くの人にとって難しいと感じるかもしれません。
しかし、遺言書はあなたの財産をどのように分配するかを決定する重要な文書です。
生前にしっかりとした相続対策を行うことで、家族間の争いや不安を防ぐことができます。
ここでは、司法書士・行政書士・FP3級の視点から、初めての方でもわかりやすく、遺言書を書くべき理由について説明します。
最後までお付き合いください。
遺言書を書く理由
なぜ遺言書を書く必要があるのか、順をおって書いていきます。
1.遺産分配の明確化
遺言書がない場合、法律に基づいて遺産が分配されますが、それが必ずしもあなたの意向に沿うとは限りません。
遺言書を作成することで、具体的に誰に何を渡すかを明確に指示できます。
2.家族間の争いを防ぐ
遺産分配に関するトラブルは、家族間の関係を壊す原因となります。
遺言書を作成することで、相続人間の誤解や争いを防ぎ、円滑な遺産分配が可能になります。
遺留分の問題もでてきますが、まずはあなたの想いを書くことが大事です。
3.特定の人への配慮
法定相続分ではカバーしきれない特定の人(友人や特定の子供、慈善団体など)に対して、遺言書を通じて遺産を渡すことができます。
4.節税対策
遺言書を通じて、適切な相続税対策を行うことができます。
配偶者控除や小規模宅地等の特例を活用することで、相続税の負担を軽減することが可能です。
5.遺言書が必要な理由
遺言が必要な理由として、あなたの財産を誰に託したい、承継させたいのかを明確にできることです。
遺言書を書くことで争いになることもありますが、あなたの意思を伝えるのは「遺言書」だということをまずはりかいしてください。
遺言書作成の簡単なステップ
遺言書作成のステップを紹介します。
どうしても遺言書を書くことに抵抗がある、ハードルが高いと思う人もいるでしょう。
まずはこれを読んで判断してください。
1.遺言書の種類を選ぶ
自筆証書遺言や公正証書遺言など、遺言書にはいくつかの種類があります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。
はじめて遺言書を書く場合は、法律上のミスを減らすために「公正証書遺言」をお勧めします。
2.遺産のリストを作成する
所有している財産や負債をリストアップし、誰に何を相続させるかを考えます。
このリストがあると、遺言書作成がスムーズに進みます。
3.専門家のアドバイスを受ける
初めて遺言書を書く場合、司法書士や行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。
プロのアドバイスを受けることで、法的に有効な遺言書を作成できます。
4.遺言書を作成する
自筆証書遺言の場合は、財産目録の部分を除き全文を自分で手書きし、日付と署名を忘れずに記入します。
公正証書遺言の場合は、公証役場で手続きを行います。
リスクが少ないのは公正証書遺言ですが、費用がかかってしまいます。
自筆証書遺言は思ったときにすぐに書けますが、法律の要件を満たしていないと、せっかく書いたのに無効になってしまうリスクがあります。
ここは、専門家のアドバイスを聞いて判断するといいでしょう。
5.遺言書の保管場所を決める
遺言書は、安全な場所に保管する必要があります。信頼できる人に預けることを検討しましょう。
なお、自筆証書遺言の場合、法務局に保管する制度ができましたのでそちらを利用するのもいいでしょう。
まとめ
遺言書の作成は、将来の家族の安心と平和を確保するための重要なステップです。
当事務所では、あなたのご要望に沿った遺言書作成のお手伝いをいたします。専門家のアドバイスを受けて、今すぐ遺言書を準備しましょう。
遺言書作成に関する相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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今回は
『なぜ今、遺言書を作成すべきなのか?江戸川区の司法書士・行政書士が語ります』
に関する内容でした。
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