会社設立　商号の表記・読み方に決まりはあるの？サッカー日本代表の長友選手の会社設立から・・・【３分で読める江戸川区葛西司法書士の企業法務】

東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。

 

はじめに

サッカー日本代表の長友佑都選手が
株式会社を設立するとのニュースが
ありました。

商号は、イタリア語読みをするみたい
ですが、会社設立の際商号に決まりは
あるのでしょうか？

会社設立登記　商号の読み方に制限はあるのか？

商号の読み方に特に制限はありません。

別に英語だろうがイタリア語だろうが
関係ありません。

長友佑都選手の場合、商号の読み方は
「クオーレ」というイタリア語で
日本語で「心」という意味だそうです。

それでも会社設立登記の申請は可能です。

 

商号　使用可能な文字等には制限はあるのか？

今回の長友選手の会社の商号は、「Cuore」
これは何か問題はあるのでしょうか？

結論としては問題ありません。

商号の登記で用いることができるのは

• 日本文字
• ローマ字その他の符号で法務大臣の指定するもの

になっています。

ローマ字その他の符号として、
次のものが該当します。

１、ローマ字
大文字及び小文字どちらでも可能です。

２、アラビヤ数字

３、次の符号
「＆」（アンパサンド）
「’」（アポストロフィー）
「，」（コンマ）
「－」（ハイフン）
「．」（ピリオド）
「・」（中点）

ただし、３に掲げた符号については、
字句（日本文字を含む）を区切る際の
符号として使用する場合に限り
用いることができます。

会社の種類を表す部分を除いた商号の先頭
又は末尾に用いることはできません。

もし上記のことができたら
「これ何と表記するのか？」
読めませんよね。

ただし、ピリオドについては、
例外があります。

直前にローマ字を用いた場合に省略を
用いた場合に省略を表すものとして、
会社の種類を表す部分を除いた商号の
末尾にも用いることが可能です。

要するに商号がきちんと読めるかどうかで
符号が使えると判断するといいでしょう。

スペースを用いることができるか？

例えば「株式会社桐ケ谷　淳一」のように
日本語と日本語の間を空白（スペース）に
よって区切ることはできません。

ただし、
「株式会社SKY Sport」のように
ローマ字を用いて複数の単語を表記する
場合は、当該単語の間にスペースを
用いることは可能です。

 

平仮名に「ー」（長音符号）を用いることはできるか？

例えば
「株式会社キーリ」を
「株式会社きーり」
とすることができるか？

平仮名で表記した商号にも、
長音符号を用いることができると
なっています

まとめ

商号については読み方については、
特段問題はありませんが、符号については
制限されていますので注意してください。

商号は会社の顔となる部分なので
決めるときは、経営理念にのっとり、
時間をかけて決めるようにしてください。

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