配偶者を亡くした方へ:司法書士が教える相続登記をスムーズに進める3つのステップ

こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続・会社設立に」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。

はじめに:初めての相続登記に戸惑うAさん

夫が亡くなって初めて相続の手続きが必要になると知りました。でも、何をどうすればいいのか全然分からなくて…。

60歳のAさんが当事務所を訪れたのは、配偶者を失って数か月後のことでした。

悲しみが少し落ち着き、「そろそろ動かなければ」と思い立ったものの、情報が断片的で、どこから始めればよいか迷っていたそうです。

テレビで相続登記をしないと後々トラブルになると聞いたんです。でも、具体的な手順までは分からなくて不安で…。

Aさんのように、テレビやインターネットで得た情報をきっかけに、相続

登記の重要性を知る方は少なくありません。しかし、情報が断片的で具体的な進め方が分からないため、不安を抱えているケースが多いです。

そこで、Aさんに対してどのようにサポートしたのかをお伝えします。

必要書類の説明:一つずつ分かりやすく解説

Aさんが最初に尋ねられた質問を紹介します。

相続登記にはどんな書類が必要ですか?

そこで、司法書士として、相続登記には以下の書類が必要だとお答えしました。

・被相続人(亡くなった方)の戸籍謄本
出生から死亡までのすべての戸籍を揃える必要があります。これは亡くなった方の相続人を確認するための重要な書類です。

・被相続人の住民票除票
不動産の登記名義人が亡くなったことを証明するために必要です。

・相続人全員の戸籍謄本と住民票
相続人全員の身分と住所を証明する書類です。

・固定資産評価証明書
不動産の評価額を確認するための書類です。これは都税事務所(東京23区)や市区町村役場で取得できます。

・遺産分割協議書
遺言書がない場合、相続人全員で不動産の分割方法を決めた内容を記載します。

でもAさんはと不安げでした。

役所に行くだけでこれだけの書類を揃えるのは大変そうですね…

戸籍謄本については現在「広域交付制度」というのがあるので、直系の戸籍謄本等はすべて取得が可能です。
住民票を取得するときは、戸籍とつなげる必要があるので、本籍を入れてもらうようにしてください。
もし不安であれば、費用はかかりますが、司法書士で必要書類を取得することも行っています。

司法書士の桐ケ谷は、書類の取得方法や注意点を丁寧にお伝えしました。

すると依頼者もホッとしていた様子でした。

一つずつ進めれば大丈夫なんですね。
集めるのが大変だったら、先生に必要書類を集めてもらいます。

当事務所では、必要書類の取得を代行するサービスも提供しています。

そのことをお伝えすると、さらに笑顔を見せてくださいました。

費用の具体例:目安を説明

次にAさんが心配されていたのは費用についてでした。

テレビでは結構な費用がかかると言っていましたが、どのくらい見積もればいいんでしょう?

・登録免許税
固定資産評価額の0.4%が課税されます。
例えば、評価額1,000万円の不動産の場合、4万円です。

・司法書士報酬
当事務所では実費を除くと11~13万円程度が相場です。
ただ、不動産の固定資産評価額が変わると費用も変わってきます。
これには書類作成や申請手続きの代行費用が含まれます。

・その他の実費
もし当職に戸籍謄本取得の依頼をする場合、戸籍謄本の取得報酬や取得費用や郵送費など、数千円から2万円程度がかかります。

また、費用はかかってしまいますが、預貯金等の相続手続きや遺産承継業務も行っていますので、この機会に是非検討してください。

あなたが面倒であれば費用がかかっても司法書士に依頼するほうが効率よく相続手続きができますよ。

それなりの費用はかかってしまいますね。
でも登録免許税がいくらかか高額な費用を覚悟していましたが、思ったより明確ですね。

Aさんはホッとした表情を浮かべていました。

また、事前に詳細な見積もりを提示することで、追加費用の心配がないこともお伝えしました。

なお、報酬体系については、個々の事務所によって異なりますので、依頼するときは確認されることをおすすめします。

時間の目安:全体のスケジュール感を把握

手続きにどれくらい時間がかかるのでしょうか?
相続手続きって時間がかかるイメージですが…

Aさんが最後に気にされていたのは、手続きにどれくらい時間がかかるかという点でした。

そこで、司法書士は以下のとおりお答えしました。

相続登記の一般的なスケジュールは以下の通りです。

必要書類の収集:
通常1~2週間程度(役所の処理スピードによる)

遺産分割協議が必要な場合:
話し合いにより1か月以上かかることも
また、相続人全員に署名捺印してもらうまでに時間を要することがあります。

登記申請と完了:
申請後1~2週間程度(最近は都内の法務局は登記申請から完了までに1ヶ月位かかると思ってください)

書類集めも相談に乗ってもらえるなら、依頼して進めてもらいたいです。

Aさんは安心されたご様子で、司法書士事務所に依頼しました。

相続登記後のAさんの感想

相談して本当に良かった。
手続きも司法書士に依頼して悩みから開放されました。

手続きの進め方が明確になったことで、Aさんは不安から解放され、相続登記まで終わってひと安心です。

テレビで漠然とした不安を抱えていましたが、何をすればいいのか具体的に分かってスッキリしました。
一人で悩んでいたら時間だけが過ぎていたと思います。
相談して相続登記手続きまでしてもらって本当に良かったです。

相続登記は、初めての方にとって多くのハードルがあるものです。

当事務所では、Aさんのように悩みを抱える方が安心して手続きを進められるよう、丁寧にサポートしています。

もしよろしければ、電子書籍「がんばらない相続手続き 効率よく進める3つの方法」を発売しました!

こちらでも相続に関する悩みの解決方法を3つに絞って書いていますので、今回のブログとあわせて読んでみてください。

まとめ:当事務所のサポートで相続手続きをスムーズに

相続登記は後回しにすると、将来的にトラブルになる可能性があります。

「必要書類」「費用」「手続きにかかる時間」について具体的なアドバイスを行い、一緒に解決していきます。

まずはお気軽にご相談ください。

相続登記の相談は、江戸川区の司法書士事務所にお任せください。

あなたの安心をサポートいたします!

江戸川区船堀、宇喜田、葛西、東小松川地域にお住まいの方で、相続・会社経営(商業登記を軸とした企業法務)に関するお悩みがある方は、ぜひ当事務所までご相談ください。

当事務所のウェブサイトをチェック

今回は
『配偶者を亡くした方へ:司法書士が教える相続登記をスムーズに進める3つのステップ』
に関する内容でした。

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この記事を書いた人

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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