東京都江戸川区「6回目でやっと司法書士試験に合格した「相続・会社設立」の専門家 登記業務を通じてお客様に寄り添う」 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
「資格合格逆算メソッド」。
合格(=受験日)点を取るために、逆算して今何をすべきかを考えるメソッドです。
大学受験や資格試験は満点をとらなくても受かります。
何割獲得できれば合格できるかは各試験によってまちまち。
まずは「敵を知る」ことがスタートラインです。
きりじゅんの合格までのストーリー(絞り込み勉強法に気づくまで)
3回目の司法書士試験に落ちてしまった。
基礎的なことはやったつもりだったが…
そうだ、基礎的なことはできていたのだから、もっと難問を解いてみよう。
過去問も検討しつつ、他の予備校の問題集も解こう…
おー、ある程度実力がついてきた。
4回目はこれで行けそうだ!
そして、4回目の司法書士試験に…
結果は、あれっ、落ちている。
採点すると、午前が基準点を突破していない。
間違えた勉強法をしてしまったのか。
たまたま、その年に受かった人のテキストを見せてもらった。
その時思ったこと。
同じテキストを使っているのになぜ受かる人と落ちる人がいるのだろう。
ということはこのテキストを完璧に仕上げることが合格への近道なのか。
絞り込むことは大事なのか。
そして5回目の司法書士試験に。
落ちたが、基準点をすべて突破、総合点で足りなかった。
この勉強法は間違っていなかった。
来年合格のために、テキストと過去問を使い潰し、足りないところは講座で補充していこう。
そして、6回目の司法書士試験に合格。
やはり、4回目終わってから気づいた「絞り込み勉強法」「捨てる勇気」は必要だったんだ!
長期受験生にみられる傾向 ダラダラ勉強する
以上が私の当時の受験生の記録です。
長期受験生の特徴の一つとして、完璧な状態で試験を迎えたいという思いがあります。
やはり何度も落ちていると、試験に対する不安が大きくなり、試験範囲外の勉強をしがちです。
しかし、試験範囲は無限にあり、どんどん試験の範囲から遠ざかる勉強をしてしまいます。
むしろ、細かい知識をたくさん覚えればいいという錯覚になっていきます。
自分が長期受験生になった特徴として、細かいところを気にしすぎていたということがあります。
ダラダラ勉強しないで、範囲を絞り込む、これが長期受験生にとって大事なのです。
勉強時間がないからこそ強弱をつけて勉強する
社会人受験生は、普段の仕事の他に試験勉強をしているので、時間はどうしても足りなくなります。
となると、試験に出るところを集中して勉強しないと、試験に間に合いません。
なので、強弱をつけて勉強することが大事です。
予備校に通っているのであれば、その予備校のテキストを完璧にする、過去問を完璧にすることを優先的にやってみてください。
絞り込みの勉強法で強弱をつけることが大事です。
これは長期受験生でも同じで、おそらく、無駄な勉強をしている方は、土台部分である「基礎」が抜けていることが多いです。
「土台」を構築することが大事になります。
私も当時は働きながら勉強していたので、効率よく勉強するためにテキストと過去問に絞って勉強していました。
繰り返しの勉強法で土台をしっかり固める
大学受験予備校の受験前の直前期の講座は、多くは学力を伸ばすことより、今までの知識の漏れがないかを確認する講座が多いです。
資格試験も同じで、超直前期に新しい知識を入れても、正直役に立つことはありません。
むしろ、今までの知識をブラッシュアップして本番でも使える知識を身につける方が効率いいです。
直前期は基礎的なことを繰り返すことで、今まで曖昧なところが急に分かってくることもあります。
なので、超直前期前までに基礎的な部分を固めておかないといけないことになります。
普段の勉強でも、過去問の出題傾向をみて強弱をつける勉強をすることが大事です。
むしろ、時間のない人はめったに出ない分野はすてて、頻出分野をしっかりこなす「絞り込み勉強法」を採用することも検討しなければいけません。
まとめ
資格試験の超直前期にあれもこれもできません。
むしろ今まで培ってきた知識を本番でも使えるようにブラッシュアップする時期になります。
なので、その前までにできる基礎的な部分は超直前期前までにしっかり固めることが重要です。
なので、「捨てる勇気」「絞り込む」勉強は大事になります。
今回は
『「資格合格逆算メソッド」失敗から学ぶ 絞り込み勉強法の実践記』
に関する内容でした。
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