東京都江戸川区 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザーの司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
「資格合格逆算メソッド」。
合格(=受験日)点を取るために、逆算して今何をすべきかを考えるメソッドです。
先日司法書士試験の択一式の基準点が公表されました。
基準点とは、その点数以上を取らないと自動的に不合格となる点数をいいます。
今回は、今年の試験の結果を踏まえて、来年合格へ向けて何に取り組むべきかを紹介します。
司法書士試験 基準点から択一式の合格点を予測する
基準点をクリアできたからといって、そのまま合格できるわけではありません。
基準点から数問上乗せして得点できなければ合格は難しいです。
2023年の場合、午前の部が78点、午後の部が75点になっています。
その範囲にどれだけの人数がいるかというと、午前の部が累計4199名(30.5%)、午後の部が累計2780名(20.7%)になります。
基準点のクリアのレベルでいうと、上位20%以内に入れば大丈夫のようです。
当たり前ですが、基準点だけだと司法書士試験はクリアできないので、あと数問上乗せする必要があります。
個人的見解ですが、記述式の出来にもよりますが、比率で10%以下であれば合格可能性はあると思っています。
となると、2023年の場合、択一での合格点は午前が93点(31問正解 7.99%)、午後が87点(29問正解 7.86%)と予測します。
司法書士試験合格を目指すために必要な勉強は?基準点発表を受けて
午前の部は昨年と比べてやや難化傾向にありますが、点数取れている人は取れているので、やはり過去問をしっかり潰すことが何より大事なのかと。
午後の部は記述式もあり、択一にそんなに時間を費やすことはできません。
なので、まずは過去問をしっかりやり、点数をしっかりキープすることが大事なのかと言えます。
なかなか受からない人の中には、過去問だけでは足りない、もっと知識を入れないといけないと思っている人もいるでしょう。
もしそのような方は、もう一度今年の問題を振り返ってみてください。
どこで点数を落としたのかを確認して、該当する問題が自分の使っているテキストにあるかを見直してください。
殆どがテキストに書いてあることに気づくと思います。
あわせてケアレスミスで点数を落としていないかも確認してください。
場合によっては、基礎力と事務処理能力がなかったため落ちている可能性もあります。
自分がそうだったので…
司法書士試験 資格試験予備校の「中上級講座」を受講するか
まず、全然基準点に足りなかった人が背伸びをして、難しい講座を受講するのはナンセンスです。
しっかり土台を固めること、つまり過去問をしっかり潰すことが大事になります。
それを自分でできなければ、基礎講座を受け直すかしたほうがいいです。
合わせて、今までの勉強は順調に来ている人も講座の選択肢を間違えてしまうと、ずるずる長期受験生の仲間入りとなります。
読解力や事務処理能力をしっかり身につけた上で、過去問もしっかり潰してそれでも余力があれば講座受講してもいいでしょう。
どうしても、そのあたりができない人は、資格試験予備校におんぶで抱っこで構いませんが、受け身で受講していても効果は半減です。
予備校を活用するのであれば、予習をして授業を真剣に聞いて復習をすることが大事です。
すでに勉強しているはずなので、中上級講座受講に際しては予習をしていくことをおすすめします。
まとめ
司法書士試験の択一式の基準点が公表されました。
基準点より午前・午後とも3~4問多く点数をとり、記述式で7割目標に勉強すれば合格点はとれます。
完璧主義を目指すとドツボにはまるので注意です。
今回は
『【資格合格逆算メソッド】司法書士試験再受験の方が基準点公表後すべきことは?』
に関する内容でした。
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