司法書士試験 複数回受験している人が12月の年内までにしておくべきこと インプットはあらかた完成しておくこと

司法書士試験 複数回受験している人が12月の年内までにしておくべきこと インプットはあらかた完成しておくこと

東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。

はじめに

司法書士試験受験6回で受かった私。

だからこそ書ける、長期受験生に向けての司法書士勉強法。

来年合格を目指すのであれば、今の時期にどれだけ「質」のいい勉強をするかで合否が変わってきます。

今回は、12月の年内までにしておくことを紹介します。

司法書士試験 複数回受験している人が12月の年内までにしておくべきこと インプットはあらかた完成しておくこと

複数回司法書士試験受験している方は年内はすべての科目のインプットをしっかり行う

「質」のいい勉強とは、過去問を使いながら、自分の弱点の科目をとにかく潰しておくこと。

司法書士試験は11科目あるので、不得意科目を作ってしまうと不利になってしまいます。

特に主要科目と言われる民法・不動産登記法・会社法(商法)・商業登記法で点数が取れないと受かりません。

かといって、マイナー科目で点数が取れなくても受かりません。

長期受験生はすべての科目に一度以上は目を通しているはずなので、年内は過去問を用いつつインプットを強く意識して勉強してください。

資格試験予備校は、過去問では対応できないといっているところもありますが、多くの受験生は過去問をしっかり潰せていません。

短期合格者の方と話していても、まずは過去問をしっかり何度でも回すことが重要だと言っていました。

予備校の情報ばかりに目が行きがちですが、長期受験生ほど過去問をとにかく意識して勉強してください。

むしろこの時期は過去問を意識してインプット中心に勉強できる絶好の機会なのです。

1月からのアウトプット中心の勉強の流れにいくために今の時期が重要

多くの資格試験予備校は、1月から答案練習会が始まります。

答案練習会はアウトプットの訓練として最適なのですが、問題の質がどうしても過去問と比べて劣ってしまいます。

それは過去問の範囲を逸脱した問題を作成してしまうことと出題者の質の問題があるからです。

なので、そのような変な問題で時間をかけるより、過去問をしっかりこなして応用力をつけて法的思考力を身につけることが重要です。

受け身(予備校の情報)だけに流されず、積極的(過去問から将来の予想を立てる)の勉強にシフトするのが1月からになります。

なので、12月中に複数回受験されている方は、インプットを終わらせておくほうがいいのです。

もし、年内にしっかりインプットできていない場合は、1月からのアウトプットの訓練は4月からにして、3か月でしっかり過去問を潰しつつインプットしたほうが合格しやすいです。

まとめ

この時期の過去問は体系別でしっかり基礎を固めて、類似の知識をまとめておく、過去問から関連事項を見つける作業をしっかりやってください。

満点を目指さなくても8割5分の点数が取れれば受かる試験であるので、まずは過去問をしっかり潰すことが合格への近道です。

焦りは禁物ですが、しっかり基礎を固めた人から司法書士試験に受かるということを押さえてください。

今回は
『司法書士試験 複数回受験している人が12月の年内までにしておくべきこと インプットはあらかた完成しておくこと』
に関する内容でした。

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。