行政書士試験から司法書士試験へのステップアップ 司法書士試験の方が格段と難しいです!
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
以前、このブログで、司法書士試験受験生が行政書士試験の併願ができるかどうかということを書きました。
今回はこの逆で、行政書士試験受験生がステップアップして司法書士試験合格を目指す場合、気をつけないといけないことは何かを紹介します。
行政書士試験から司法書士試験へのステップアップ 司法書士試験の方が格段と難しいです!
行政書士試験日から司法書士試験試験日までの間で受かるのか
司法書士試験日から行政書士試験日の間は約3か月半くらいあります。
民法や会社法、憲法は司法書士受験生ならやっているので、あとは足りない科目の行政法や一般科目を中心に勉強すれば、なんとか合格点に辿り着くことは書きました。
むしろ、行政書士試験の場合は合格点がはっきりしているので、足りない部分を補えば、なんとか司法書士受験生も行政書士試験までには間に合うイメージでした。
一方で行政書士試験受験生が司法書士試験を目指すには、相当のエネルギーが必要です。
まず11月に行政書士試験が終わり、来年7月の司法書士試験に受かるのかという話ですが、
かなり厳しいと思ってください。
試験科目に共通なものがあっても出題レベルが異なる
行政書士試験と司法書士試験で共通している科目として、民法・商法・憲法があります。
憲法はなんとかなるにしても、民法や商法は、行政書士試験のレベルでは太刀打ちできない問題が出題されます。
最近の行政書士試験の民法は難しい問題が出題されていますが、司法書士試験と比べるとやはりレベルの差があります。
商法はどうしても行政書士試験の場合は出題数が少ないですが、司法書士試験の場合は主要科目の一つとなり、さらに細かい知識も要求されます。
さらに、不動産登記や商業登記、民事訴訟法などあたらに科目も加わり、一筋縄にはいかないです。
となると、わずか数ヶ月で行政書士試験終わって来年の司法書士の受験合格を目指すのは、全く勉強したことがない方はあまりにも難しいです。
行政書士受験生が司法書士受験にステップアップする場合の注意点は?
まずは、行政書士試験の勉強を生かして司法書士試験を目指す場合、一度知識をクリアしたほうが合格しやすいです。
民法も会社法も再度基礎から勉強し直すくらいの感じが短期合格への一歩です。
また、司法書士試験の平均勉強期間は1年半くらいですので、そこも注意してください。
とにかく司法書士試験の場合は科目数が多く、問題も細かいところを聞いてくることが多いです。
ただ、過去問は重要なので、まずは過去問をしっかりこなしつつ、テキストを見直す勉強方法を取るべきでしょう。
完璧を目指さないことが重要です。
まとめ
行政書士試験から司法書士試験へステップアップするとなると、かなりのエネルギーが必要であることを意識してください。
安易な気持ちで勉強を始めると挫折してしまう要因になります。
今回は
『行政書士試験から司法書士試験へのステップアップ 司法書士試験の方が格段と難しいです!』
に関する内容でした。
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