東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
少し本を読むペースが遅くなって
いる・・・
2016年22冊目、今回紹介する本は、
『小さな会社のオープンルールのススメ』
(カカコトリ著)
小さな会社のオープンルール経営のすすめ
カカトコリ 同友館 2016-06-07
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これから起業したい方にはぜひ読んでほしい本
この本の気付きとして大きいのは
「安く売っても結局は会社や周りの人に
迷惑をかけてしまうこと」
これに気づかないと、経営のドツボに
はまる危険がある。
この本を読んで、なぜ安く売ることが
危険なのか、経営を従業員に見える形に
すべきなのか、理解してほしい。
なぜこれから起業する方に読んで欲しいのか?
会社を設立して1年でなくなってしまう
会社が半分の現状。
経営計画をきちんと立てていないのが
原因と思われる。
この本では、会社経営に対する著者の
取り組みが手に取るようにわかるので
これから起業する方には最適の本だ。
しかも、著者自身の経営を踏まえて
書かれているから、読んでいて気付きの
多い内容ばかり。
ぜひこれから会社を設立して経営者に
なる方や個人事業主で事業を始める方は
読んでほしい。
これを読めば、会社経営の初歩的な部分を
学ぶことができるだろう。
安く売ることがなぜ悪いのか?安く売ることは自分の首を絞めてしまうことに
あなたは、物を購入したり、サービスを
受ける時、あまりにも安いと思ったことは
ないか?
消費者にとっては嬉しいことであるが、
あまりにも安いと逆に不信感も否めない。
では、安く売ることがなぜ悪いのか?
安く売れば、売上が上がると思っている方
は多いだろう。
しかし、これは大きな間違いであると
この本を読んで気づいた。
安く売るということは利益は少なくなる。
利益を出したければ、数多く売らなければ
ならない。
そうなると、自分だけでなく、自分の会社
の従業員、家族など周りの人たちを疲弊
させる結果になってしまう。
これが次のお客さんにつながればいいが、
大体はその場限りになってしまう。
安すぎるあまり、会社が回らなくなり
下手すると、倒産することもありうる。
安易な値下げや安売りはやってはいけない
これは肝に銘じるべきだろう。
そこから得られた気づきとして、
私はこの本を読んで、安く売ることが
業界全体にも影響が出るということを
考えるべきではないかと感じた。
自分だけが良ければいいという発想は
これからの時代は通用しないと思う。
やはり、いいサービスを受けるには
それなりの費用というものがかかるはず。
それを度外視してまで安く売りたいのか?
逆に自分の専門分野以外で安く売ることは
それを専門にやっている方に迷惑では
ないかと思うのであるがいかがであろうか。
この本は、「安く売ること」は自分や
周りのためにもならないということを
痛感させてくれる内容だった。
まとめ
安く売ることの弊害の他にも
会社の継がせ方や企業理念の策定など、
会社経営に関する基礎的なことが
満載の本である。
これから起業する方にはうってつけの
本である。
ぜひ手にとって読んでいただきたい
本である。
小さな会社のオープンルール経営のすすめ
カカトコリ 同友館 2016-06-07
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