【相続の相談が急増する5月】GW明けに動き出すべき理由を司法書士・行政書士が解説

こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。

はじめに:ゴールデンウィークは“相続の話”が始まるタイミング

ゴールデンウィーク(GW)などの大型連休は、家族が一堂に会する貴重な時間です。

普段離れて暮らす親と子、兄弟が同じ時間を過ごす中で、「実家のこれから」「親の財産」「万が一のときの準備」など、相続に関わる話題が自然と出やすくなります。

こうした会話をきっかけに、「うちも相続の準備をしなければ」と気づかれた方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな方に向けて今すぐ動き出すべき理由と、何から始めればよいかを、司法書士の視点から分かりやすくお伝えします。

GW明けは“相談・行動”が急増するタイミング

1. 固定資産税の通知が、相続不動産への関心を高める

GWの時期は、ちょうど固定資産税の納税通知書が届くタイミングでもあります。

「この不動産、まだ父の名義のままだけど、誰が払うの?」「空き家のままでいいの?」といった疑問が生じ、相続登記をしていない現実に気づく方が増えています。

こうした状況をそのまま放置すると、将来的に税負担が大きくなったり、売却ができなかったり、相続人同士でトラブルになるリスクがあります。

2. 法務局からの“相続登記未了通知”が増えている

2024年から、相続登記の義務化が始まりました。

それに伴い、法務局から「長期間登記がされていない旨の通知」が届くケースも増えています。

この通知は、「放置していた相続不動産に、きちんと登記をしてください」という警告のような役割を果たしています。

対応せずにいると、10万円以下の過料(罰金)が科される可能性もあるため、放置は避けるべきです。

3. 相続税・贈与税の改正で、相談の複雑化が進んでいる

2024年度の税制改正では、生前贈与の非課税枠や相続税の評価方法が見直されました。

「親から贈与を受けた方が得なのか?」「いつどのように贈与するべきか?」と悩む方も少なくありません。

専門的な判断が必要なことも多いため、司法書士・税理士・行政書士などの専門家と連携して進める必要が高まっているのが現状です。

4. GW明けは“相談・手続き”を始めるベストタイミング

GW期間中に家族内で相続の話が出た方にとって、GW明けはまさに「行動に移す」タイミングです。

まだ気持ちが温かいうちに、プロに相談しておくことで、スムーズに手続きが進みます。

放置している相続手続きがあれば、まずは現状を整理し、誰が相続人なのか、財産は何があるのか、そしてどう分けるのかを明確にしていきましょう。

まとめ:今が“相続の第一歩”を踏み出すチャンス

「相続」は、いつかやらなければならない問題です。しかし、思い立ったときが一番の始めどきです。

相続登記の義務化が進み、税制も変化している今、「まだ早い」ではなく「今やる」ことが、後々の安心につながります。

今、このタイミングで一歩踏み出してみませんか?

相続に関して悩んでいるという方は、お気軽にご相談ください。

今回は
『【相続の相談が急増する5月】GW明けに動き出すべき理由を司法書士・行政書士が解説』
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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。