ドラマ『相続探偵』から考える、円満な相続を実現する方法を江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説~遺言書を中心に

こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。

はじめに

ドラマ『相続探偵』が話題ですね。

複雑な相続事件を解決する主人公に引き込まれつつも、「現実でもこんなトラブルが起きたらどうしよう」と不安に感じる方もいるのではないでしょうか?

実際、遺言書がないと家族間で争いが起こる可能性が高くなります。

今回は、相続問題でよくあるトラブルと、遺言書がそれをどう解決できるかをわかりやすく説明します。

今からできる対策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1. 遺言書がないと起こる現実のトラブル

相続で揉める原因の多くは、親が遺言書を残さずに亡くなってしまうことです。

財産の分け方をめぐって家族間の意見が合わず、話し合いが長引くケースが頻発しています。

例えば、次のようなトラブルがあります:

  • 親が残した家に長男が住んでいるが、次男が「自分の取り分も現金でほしい」と主張して対立
  • 家や土地が複数ある場合に、兄弟間で「どの財産を誰が引き継ぐか」が決まらず話し合いが平行線
  • 親の生前の援助が不平等で、他の兄弟が不満を持つ

特に不動産が絡む相続はすぐに売却して現金化するのが難しいため、分割方法で揉めることが多いです。

こうしたトラブルは遺言書がなければ解決に何年もかかることがあります

2. 遺言書があると相続がスムーズに進む理由

遺言書があれば、親の意思に従って財産を分けられるため、相続人全員が納得しやすくなります。

特に、公正証書遺言には大きなメリットがあります:

  • 法的に確実であり、無効になるリスクが少ない
  • 公証役場に保管されるため、紛失や改ざんの心配がない
  • 裁判所の検認手続きが不要で、すぐに相続手続きに入れる

例えば、「実家は長男に譲り、その代わりに次男には現金1000万円を遺贈する」という内容の遺言書があれば、兄弟間でのトラブルを未然に防げます。

親が生前にきちんと意思を示しておくことで、相続人全員が納得できる結果に繋がるのです。

ただ、公正証書遺言を書いても、揉めてしまうことがあります。

だからといって遺言書は書かなくていいことにはならず、遺言者の意思表示出来る絶好の機会だと捉えるべきです。

3. 遺言書の作成を後回しにする危険性

「まだ元気だから遺言書なんて早い」と思うかもしれませんが、後回しにすることで取り返しのつかない事態になることがあります。

例えば、親が認知症を発症すると、法的に有効な遺言書が作成できなくなります。

また、遺言書を自分で書いた場合、形式の不備が原因で無効とされることもあります。

遺言書には「全文自筆」「日付」「署名・押印」などの厳格なルールがあり、これを守らなければ無効となるのです。

こうしたリスクを避けるためにも、公正証書遺言の作成をおすすめします。

公証人の立ち会いのもとで作成されるため、法的に万全ですし、確実に親の意思を反映させることができます。

4. 江戸川区の相続に特化した司法書士事務所のサポート

江戸川区には、相続に特化した司法書士・行政書士事務所があり、相続登記や遺言書作成のサポートをワンストップで提供しています。

たとえば、「司法書士・行政書士きりがや事務所」では、次のようなサービスを提供しています:(詳細は「まとめ」のところでも紹介しています)

  • 公正証書遺言の作成サポート
  • 遺産分割協議書の作成と相続人全員の調整
  • 相続登記(不動産の名義変更)の手続き

地域密着を目指しているため、個別の事情に応じた適切なアドバイスが可能です。

初めての方でもわかりやすくサポートし、一人で抱え込まずに安心して相談できる環境を整えています。

5. 今からできる具体的なアクション

  1. 親に遺言書の重要性を伝える 「遺言書があれば家族間のトラブルを防げる」と伝えると、親も前向きに考えやすくなります。
  2. 専門家に相談して公正証書遺言を作成する 自分で書くよりも、専門家のサポートを受けて確実に法的有効な遺言書を作成する方が安心です。
  3. 相続財産のリストを作成する 今から親の財産情報を把握しておくことで、いざというときにスムーズに対応できます。

まとめ:ドラマをきっかけに現実の相続対策を始めよう

ドラマ『相続探偵』を見て、相続や遺言書に興味を持った方もいるでしょう。

現実の相続問題はドラマ以上にシビアで、適切な準備をしなければ家族間での争いに発展することがあります。

親が元気なうちに法的に有効な遺言書を作成し、将来のトラブルを未然に防ぎましょう。

江戸川区で相続に関する相談がある方は、ぜひ当事務所にご連絡ください。

あなたとご家族が安心して相続を迎えられるよう、専門家がしっかりとサポートいたします。

先程も書きましたが、当事務所では、以下のサポートを提供しています。

最近では「相続開始後」の手続きに重点的に相続手続きのサポートを提供しています。

  • 相続登記(不動産の名義変更)
  • 遺産分割協議書の作成
  • 預貯金解約手続き
  • 遺産整理業務

江戸川区で相続手続きを検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

今回は
『ドラマ『相続探偵』から考える、円満な相続を実現する方法を江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説~遺言書を中心に』
に関する内容でした。

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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