会社設立 定款認証後に誤字があった場合どのように対処するか?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
株式会社設立後、登記申請したら、定款の目的に誤字があることが分かった。
その場合、どのように対処すればいいのでしょうか?
今回は、定款認証後、登記に関する事項について誤字があった場合の対処法について書きます。
会社設立 定款認証後に誤字があった場合どのように対処するか?
定款の内容に誤字がある場合とは?
おそらく、定款の誤字で登記に影響が出るのは「目的」に関する部分。
自分では確認したのに間違えて、入力してしまうということも多々あります。
実際に公証役場も自分も気づかずに登記申請した段階で法務局から指摘を受けるということも。
では、定款の内容(特に目的に関する部分)に誤字がある場合、どのように対処すればいいのでしょうか?
認証後に誤字が発覚した場合 公証役場に相談
法務局で、目的に誤字があると指摘を受けた場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
提出した定款を自分で直して申請するわけにも行かないため、登記自体を取り下げないといけないのでしょうか。
実は、公証役場から誤記証明書をもらってくれば対処できるという扱いがあります。
なので、定款認証した公証役場に事情をお話し、軽微なミスであれば、誤記証明書を発行してくれるはずです。
慌てず、まずは定款認証をした公証役場に連絡することをおすすめします。
なお、誤記証明書の発行費用は無料となっています。
定款認証後登記申請前に商号や目的を変えたい場合の対処法
定款認証して登記申請をする前に、諸事情で商号を変えたり、目的を修正したりすることはできるのでしょうか?
多くの修正点が入ると「誤記証明書」での対応は難しくなるため、定款の再認証が必要になる可能性が高いです。
その場合は、認証してもらった公証役場の公証人と再度打ち合わせをして頂く必要があります。
定款の再認証の費用もかかってくることもあります。
なので、商号や目的は定款認証段階の前で決めておかないと後々面倒なことになるので注意です。
まとめ
定款認証する前には誤字脱字がないかを再チェックしてください。
万が一定款認証後に誤字脱字があった場合には公証役場に連絡して対処するようにしてください。
今回は
『会社設立 定款認証後に誤字があった場合どのように対処するか?』
に関する内容でした。
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