東京都江戸川区葛西駅前
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司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
いよいよ司法書士試験が近づいてきました。
司法書士になりたい方にとっては年に1度の大舞台。
でもどうしても緊張が・・・
司法書士試験に限らず、他の資格試験等でも緊張することは致し方ないことなのでしょうか?
緊張しないで試験に臨む方法はあるのでしょうか?
本試験 模擬試験のようにリラックスして受験したい・・・
よく、模擬試験では上位なのに、本試験になると受からないという受験生を見かけます。
なぜだろうと思ったことがあります。
どうも過去問の範囲外のことはやたらに詳しくて、肝心な基礎的部分が疎かだから受からないものと私は思っていました。
私はある本を読んで、基礎部分が疎かになっていることも要因の一つとは感じながら、実は過度の緊張が合格から遠ざけているのではないかと思いはじめました。
受験業界でベテランと言われている方は、模擬試験では受験予備校の会場等の雰囲気に慣れているため、リラックスして受験して、合格ラインを突破できる。
しかし、いざ本番になると、なぜか緊張しまくり。
「受からないとやばい」という意識がかえって仇となり、実力を発揮できない。
あれも出たらやばい、これも出たらやばいという変な意識が緊張を生み、過緊張状態になる。
しかも試験開始前にその傾向がでるのではないか・・・
だから、ベテラン受験生と言われている方も、緊張をほぐせば本来の実力は出るのではないかと思うのです。
私が読んでいたある本とは
「いい緊張は能力を2倍にする」(樺沢紫苑著 文響社)
です。
以下なぜこの本で得られたことを含めながら書いていきます。
いい緊張は能力を2倍にする 樺沢紫苑 文響社 2018-06-01
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リラックスしすぎでもだめ、適度な緊張感を持つ
やはり、年に1回の試験、緊張するのは致し方ないことです。
私も司法書士試験に合格できなかった年は、試験開始前まで緊張しまくっていました。
しかし、過度の緊張は自分が今まで勉強してきたことの7割くらいしか実力は発揮できないでしょう。
かといって、リラックスし過ぎだと、「テンションが上がらない」状態であり、パフォーマンスは高まりません(上記本37頁)。
ある程度の緊張感をもって試験に挑んだほうが、実は思った以上の実力を発揮できるのです。
スポーツ選手でも適度な緊張があったため、最高のパフォーマンスができたとよく言っていますが、資格試験にも当てはまると思います。
私も司法書士試験に合格した年は、緊張はしましたが、適度な緊張だったので、実力を発揮できたのだと思っています。
意外と大事な時間 問題を配られてから試験開始までの時間
司法書士試験をはじめ、各種資格試験では、参考書等をしまって、解答用紙や問題用紙が配布され、試験が開始されるまでかなりの時間があります。
「いい緊張は能力を2倍にする」を読んで感じたのは、実はこの時間の過ごし方次第で試験の結果が変わってくると思ったのです。
多くの方はこの時間に過緊張状態になってしまい、ピリピリムードに・・・
これは交感神経が優位に働いているためで、ノルアドレナリンが多く分泌されているから。
これを適度な状態にまで戻せばいいのです。
試験開始時間までにいかに副交感神経を優位に働かせるか、その時間に充てることが合格への第一歩だと思います。
深呼吸したり、手にあるツボを押さえたり、邪魔にならない程度に肩を回りたり手足をブラブラしたり・・・
深呼吸も副交感神経を優位にさせるやり方があります。
「いい緊張は能力を2倍にする」にそれらの方法が詳細に書かれているので、参考にしてください。
まとめ
きちんと勉強してきたあなたなら、本番も大丈夫。
ただ、試験開始前までの時間の過ごし方で合否が変わってくる可能性があります。
過緊張ではなく適正緊張で受験する。
それが合格への第一歩です。
「いい緊張は能力を2倍にする」
受験勉強で忙しいと思いますが、空いている時間に読んでみてはいかがでしょうか。
今回は
『試験開始前の過ごし方で合否が決まる?「適正緊張」で試験に挑むには?『いい緊張は能力を2倍にする』より』
に関する内容でした。
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参考書籍
いい緊張は能力を2倍にする
樺沢紫苑 文響社 2018-06-01
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