東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
一般社団法人と聞くと、多くの方は「利益を出さない健全な法人」というイメージだと答えます。
実は、ボランティア活動のための法人とか地域社会に貢献するための法人とかは、一般社団法人は向いているのです。
そうはいっても、一般社団法人、どこに設立したらうまく運営ができるのでしょうか?
これからボランティア活動で一般社団法人を設立しようと検討しているあなたの疑問にお答えします。
一般社団法人 社会に貢献法人を設立したいのならば場所はここだ!
一般社団法人の事務所はどうやって決めるのか?
まず、一般社団法人を設立する際に、主たる事務所を決めなければなりません。
主たる事務所の所在地については、定款の絶対的記載事項になります。
定款に記載する所在地ですが、住所まで記載してもいいです。
ただ、ほとんどの法人が独立最小行政区画までにしていることが多いです。
定款では「東京都新宿区」の振り合いで記載します。
なお具体的所在場所まで決める場合は、定款認証後、社員の過半数の一致で決めます。
その決定した書面は一般社団法人の設立登記の際の添付書面となります。
事務所をどこにおいたらいいのか?
ところで、最近、地域コミュニティーが活性化しておらず、社会問題になっています。
核家族化、独居住民の増加、希薄化がより拍車をかけているのが原因のひとつといわれています。
さらには空き家問題や、大規模団地の空室、さらには建て替え問題等問題も山積み。
もしあなたがこのような地域のために社会貢献したいという法人を作りたいのであれば、主たる事務所は、その対処に困っている地域に置くべきです。
現場で見たほうが、問題点も把握しやすいですし、地域の方との交流も図りやすいからです。
たとえば認知症予防のための健康活動をしたい、小さな子供と触れ合う社会を作りたい、その場所のニーズを組むにはその地域に根づいた活動をすることが大事です。
例えば、高島平団地とか多摩ニュータウンとか、高度成長期に出来た団地とかは、住民の高齢化など深刻な課題があります。
儲けるためにやるのではなく、地域社会に貢献する、まさに一般社団法人の設立にかなっている場所が大規模団地にはあるといえます。
まとめ
都営三田線高島平団地や京王線・小田急線の多摩センター近辺等、人口が減少している地域で社会貢献したい。
私は、シニアの方やボランティア活動したい方にはこういう地域で一般社団法人をぜひ設立して、地域のために活動してほしいです。
そのための法人の器として一般社団法人をぜひ検討し、活用していただきたいです。
今回は
『一般社団法人 社会に貢献法人を設立したいのならば場所はここだ!』
に関する内容でした。
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一般社団法人、どのように設立したらいいのかまとめたものを紹介します。
一般社団法人の設立を検討している方は是非御覧ください。
一般社団法人のつくりかたと活用のしかた どの場合一般社団法人が向くのか?
参考書籍
6訂版 法人登記の手続
日本法令法人登記研究会 日本法令 2016-10-25
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