東京都江戸川区 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
質問です。
ある終活セミナーで遺言を書いたほうがいいと言われました。
遺言を書こうかと思ったのですが、まずは何をしたほうがいいですか?
最近「終活ブーム」で、自分の財産を誰に引き継がせたいかの権利意識が高まっているように感じます。
その思いを伝えるために「遺言書」の作成は有益です。
でも、何から手をつけていいかが分からない。
そのような悩みを持つあなたに今回はどこから手をつけたほうがいいのかを書いていきます。
「遺言書」の意味を知ろう!遺言書は周りの方への最後のラブレター!
遺言書はあなたにとって周りの方々に伝える最後のラブレターと思ってください。
その上で、誰に何を引き継がせたいのかその思いを書くことが大事です。
よく節税対策とか、遺留分とかいうこともありますが、まずは自分が伝えたい思いをまとめることが大事になります。
まずは自分の身の回りにあるものを整理してみる
相続というと、どうしても「モノ」に固執する傾向があります。
「モノ」とは目に見える財産。
つまり不動産とか預貯金とかプラス財産と定義します。
人によっては借金とかも考えられるでしょう。
しかし、他にも法律上の財産以外にも思い入れのあるものはたくさんあります。
例えばパスワード。
SNSのパスワードなど、自分しか知り得ない情報とかも相続する際には大事な要素となります。
包み隠さず、まずは自分のことを掘り下げていくことが大事になります。
伝えたい人には必ずメッセージを残すこと
遺言書には「付言事項」を記載することが可能です。
付言事項には法的効力がありません。
効力がないからといって何も書いていないと相手に伝わりません。
これだけは相手に伝えておきたい、そういうことはメッセージとして残しておくべきです。
まとめ
どうしても、「相続」となると後ろ向きに考える方が多いです。
ただ、相続人のこと、周りの方のことを考えると、何かメッセージを残しておくことは、自分の意志を明確にすることとなり大事です。
まずは自分の棚卸しをしておくことが相続対策として重要であることを覚えておいてください。
今回は
『「遺言書」を作りたいのですがまず何からしたらいいですか? 江戸川区の司法書士が解説します!』
に関する内容でした。
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