親の家の名義、大丈夫?登記を放置して後悔したくない人へ 江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説

こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。

はじめに|母の家の話をしただけで、険悪になりました

「ねぇお母さん、家の名義のこと考えてる?」
「縁起でもないこと言わないで!」

こんな会話、最近本当に多いんです。

私が司法書士として仕事をしていても、「親が嫌がるから話が進まない」という娘さんからの相談が本当に多くて…。

特に40代で子どもがいる方だと、自分の生活と親の介護、そして将来のことが一気にのしかかってきますよね。

その中で、親の「家」の名義の話は、できれば避けたい。

でも、避けて通れないのが、名義変更の問題なんです。

今回は、そんな「親の家の名義がそのままだけど、なんとなく心配…」というあなたに向けて、司法書士の立場からリアルな話をお届けします。

名義変更をしないまま…実はそれ、大問題になるかもしれません

「親名義のままだけど、私が住んでるから問題ないよね?」

これ、実はかなり危険です。

📌 例えば…

  • 家を売ろうと思ったら「登記が親名義なので売れません」と断られる
  • 老朽化してリフォームしたくても、名義が親だとローンが組めない
  • 固定資産税の通知が毎年来るけど、支払い名義と実際の所有者が違う

これらはすべて、名義変更をしていないことが原因で起こるトラブルです。

さらに問題なのは、名義が変わらないと「財産」としても中途半端な状態になること。

売れない、動かせない、分けられない。

つまり「何もできない不動産」になってしまうのです。

2024年から「義務化」 放置すると罰則も?

これまでは、名義変更(正式には「相続登記」)は義務ではありませんでした。

だから多くの方が、「とりあえずこのままでいいか」と考えていたのも事実。

しかし、2024年4月から法律が変わりました

✅ 亡くなった方の不動産は、3年以内に名義変更が必要
✅ 放置すると、10万円以下の過料(罰金)になる可能性あり

もう「放っておいても問題ない」では済まされない時代に入っています。

しかも、これは江戸川区でも例外ではありません

不動産を持っている限り、どこでも同じです。

「親がまだ元気だから…」という油断が一番怖い

よくあるのが、

「親がまだ元気だから大丈夫」
「まだ先の話だと思ってる」

でも、いざ親に何かあってから慌てて動こうとしても、手遅れになることが多いです。

📌 例えば、親が認知症になってしまったら?
→ 親の意思確認ができないため、登記も売却もできなくなります。
→ その場合は「成年後見制度」を使うことになりますが、これは手続きが煩雑で、費用もかかります。

つまり、元気なうちに名義の話をしておくことが、家族全員の将来の安心に繋がるのです。

ただ、親は自分さえ良ければいいという考えの方も多く、子供たちのことは一定のことを理解はしていますが、なかなか前向きにはならないことは多いです。

しかも、すべて自分の相続は子供任せという人もいて、子供が困ってしまうということもあります。

なので、ここは腹をくくってお話し合いするべきなのです。

司法書士ができることとは?意外と知られていません

「登記の専門家」と聞いても、司法書士って何をしているのか分からない方が多いと思います。

でも実は、私たち司法書士は、

  • 不動産の名義変更(相続登記)
  • 遺産分割協議書の作成サポート
  • 家族間の共有名義や持分調整

など、「亡くなったあとの手続き」に特化したプロなんです。

とくに江戸川区のように親子が離れて暮らしているケースでは、現地での調査や郵送でのやり取りなども含めて、柔軟に対応しています。

名義変更を「しなかった人」の後悔、聞いてみませんか?

私の事務所には、毎年多くの方が「もっと早く相談すればよかった…」と来られます。

✅ 家を売れずに困った方
✅ 親族間で揉めてしまった方
✅ 自分でやろうとして途中で諦めた方

でも、そのすべては名義変更を後回しにしたことが原因です。

費用は確かにかかります。

でも、将来のトラブルや裁判、兄弟間の揉め事に比べれば、司法書士報酬20万円は高くありません

まとめ|今のうちに「親と家の話」、しておきませんか?

✅ 名義変更は2024年から義務化。放置すると罰則のリスクも
✅ 親が元気な今だからこそ、スムーズな手続きが可能
✅ 司法書士は相続開始後の名義変更や書類作成のプロ
✅ 家族の大切な不動産を「動かせない資産」にしないために

「家のこと、ちゃんと話そう」その一言が、家族の未来を守ります。

「何から始めればいいかわからない…」という方は、お気軽にご相談ください。

今回は
『親の家の名義、大丈夫?登記を放置して後悔したくない人へ 江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説』
に関する内容でした。

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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