こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。
目次
はじめに:法人化ってどうすればいいの?
個人事業主のままでいいのか、それとも法人化した方がいいのか…?
株式会社を作るってなんだか難しそう…
特に個人でビジネスをしていて売上が伸びてきた40歳の女性なら、
✅ 「節税になるって聞いたけど、本当?」
✅ 「取引先から法人にしないと契約できないと言われた…」
✅ 「法人化したいけど、何をどうすればいいのか分からない!」
と悩んでいる方もいるはず。
そこで今回は、株式会社設立の流れと、依頼してから登記完了までの期間を、司法書士目線で分かりやすく解説します。

1. なぜ法人化するのか?メリットを知ろう
まず、個人事業主から法人化することで、どんなメリットがあるのかを知っておきましょう。
法人化するメリット
✅ 税金が安くなる可能性がある(法人税の活用)
✅ 社会的信用が上がる(法人契約が必要な取引に対応できる)
✅ 経費の幅が広がる(役員報酬や退職金の活用)
✅ 従業員を雇いやすくなる(社会保険の適用)
法人化すれば、個人事業主にはない制度を利用して、事業をより安定させることができます。
とはいえ、法人化することで、会社の維持費(税理士費用・社会保険料など)が増えるデメリットもあるので、慎重に判断しましょう。
2. 株式会社設立の流れを解説!何をすればいいの?
では、実際に法人化する場合、どんな手続きが必要なのでしょうか?
株式会社を設立する流れを6つのステップ で解説します!
① 会社の基本事項を決める
📌 商号(会社名)を決める
📌 事業内容(定款に記載する目的)を決める
📌 本店所在地を決める
📌 資本金の額を決める
会社名や事業目的は、法務局で登記できるものにする必要があるので、専門家と相談しながら決めるのがおすすめです。
② 定款を作成する
定款とは、会社のルールを定めた書類です。
これがないと、株式会社を設立することはできません。
定款には、大まかには以下のような内容を記載します。
✅ 会社の目的(どんな事業をするのか)
✅ 本店所在地
✅ 資本金の額
✅ 取締役の任期と代表取締役の選び方
定款は 公証役場で認証を受ける必要があります(電子定款なら印紙代4万円が不要)。
③ 資本金を銀行に払い込む
定款認証が終わったら、発起人(設立メンバー)の個人口座に資本金を振り込む必要があります。
✅ 会社名義の口座はまだ作れないので、個人口座を使うのがポイント!
振込が完了したら、通帳のコピーを取って、証明書類として提出します。(払込があったことを証する書面)
④ 登記書類を作成する
株式会社の登記には、以下の書類が必要になります。
📌 登記申請書
📌 定款(認証済みのもの)
📌 発起人決定書(資本金の払い込みを証明する書類)
📌 取締役の就任承諾書
📌 払込があったことを証する書面
📌 印鑑証明書(取締役になる人)
📌 印鑑届書
ミスがあると、法務局から差し戻されるので、司法書士に依頼して確実に作成するのがおすすめ!
⑤ 法務局へ登記申請をする
すべての書類が揃ったら、いよいよ法務局に登記申請!
📌 申請後、1週間~10日程度で登記完了(一定の場合は3日で終わることもあります)
✅ 登記完了前に営業を始めることは基本できないので注意!(ただし設立日は登記申請の日となります)
⑥ 登記完了後の手続き
登記が完了したら、会社の運営に必要な手続きを進めます。
📌 会社の銀行口座を開設する
📌 税務署・都道府県税事務所に開業届を提出
📌 社会保険の加入手続きをする
この手続きが終われば、正式に会社として営業をスタートできます!
3. 依頼から登記完了までの期間はどれくらい?
会社設立ってどれくらい時間がかかるの?
📌 司法書士に依頼してからの目安は約2週間~1か月!
✅ 定款作成・認証(1~3日)
✅ 資本金の払い込み(1日)
✅ 登記書類の作成(2~3日)
✅ 法務局での登記審査(1週間程度)
スムーズに進めるためには、事前に会社の基本事項を決めておくことが大切です!

まとめ:株式会社設立は専門家に任せるのが安心!
📌 法人化することで、節税や信用向上のメリットがある
📌 会社設立には「定款作成」「資本金の払い込み」「登記申請」などの手続きが必要
📌 依頼から法務局での登記完了までには約2週間~1か月かかる
「株式会社を作りたいけど、何をどうすればいいのか分からない…」
そんな方は、司法書士に依頼するのがベスト!
今回は
『個人事業主から株式会社へ!会社設立の流れと登記完了までを司法書士が解説』
に関する内容でした。
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