司法書士の世界 補助者経験から今までで業界的に何が変わっているか?
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
司法書士。
私がこの資格について知ったのが大学3年生のとき。
たまたま予備校のパンフレットを見て知りました。
大学卒業後補助者として勤務し、司法書士に合格し独立して開業して現在に至っています。
先日、久々にある法務局に行ったとき、この業界にもう20年近くいると感じ、結構この業界の取り巻く環境が変わっていると感じています。
そのことを書いていきます。
司法書士の世界 補助者経験から今までで業界的に何が変わっているか?
一番大きい出来事 オンライン化とインターネットの普及で仕事が効率化
自分が司法書士の補助者になったとき、一部の法務局がコンピューター庁になった状態でした。
しかし、未だにコンピューターになっていないところもあり、登記簿が簿冊のところも結構ありました。
さらに、登記申請書もまだ書面申請で、しかも管轄法務局まで行かなければいけなかったので結構非効率的でした。
非効率的といえば、決済時の謄本確認。
現在ではインターネット登記情報提供サービスを用いて、出発する前に頂いた登記簿謄本とインターネット登記情報提供サービスで取得した書面と比べれる方法で行います。
以前はインターネット登記情報提供サービスなどなく、朝一番、法務局開庁と同時にはいり、「要約書」というのを取得して、物件確認していました。
「要約書」というのは、登記事項の内容を簡略化したもの。
今はほとんど使う機会はないと思われます。
そのことを思うと、今ではオンライン申請もでき、郵送で添付書面も法務局に送ることができ、かなり業務の効率化はアップしたと言えます。
さらに大きく変わったこと 簡裁訴訟代理権の取得
自分が受験した平成11年は、司法書士の裁判業務は、裁判書類作成業務しかできませんでした。
つまり、依頼者に聞き取りしながら訴状や答弁書、準備書面を作成し、依頼者の後方支援の形しかできませんでした。
しかし、平成15年から司法書士も簡裁訴訟代理権を一定期間研修を受けて試験に合格できたら、簡易裁判所であれば弁護士とほぼ同じように法廷に立つことができるようになりました。
これはかなり画期的で、話題になった過払い金返還請求訴訟などで司法書士が活躍する場面が増えました。
これも先輩司法書士の働きが大きいものと思われます。
それに伴い、司法書士筆記試験も平成15年から午前の部に憲法が出題されるようになりました。
まとめ
現在はAIが進んでいて、さらに司法書士の周りの環境も変わってきています。
私も乗り遅れないように情報収集し、会社法・商業登記・相続に強い司法書士になれるようさらに精進していきます。
今回は
『司法書士の世界 補助者経験から今までで業界的に何が変わっているか?』
に関する内容でした。
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