会社設立で資本金の額が7桁のほうがいい理由【江戸川区葛西司法書士の企業法務日記】

東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。

質問です。
資本金の金額はどのくらいがいいですか?
1円からでもできると聞いているのですが。
逆に1000万円だと何か不都合が
ありますか?


はじめに


株式会社の設立。
資本金の額をいくらにするか悩ましい
ところです。


あまりにも少ないと会社の信用問題に
関わってくるので良くないことは
このブログでも書きました。


では、資本金が多い分には何か問題が
あるのでしょうか。


資本金の額はどのくらいが適切か?


最近の会社設立を見ていると、
資本金の額は大体7桁の方が多いです。


多くは100万円、300万円とする方が
私が会社設立登記の依頼を受けている方
には多いです。


私も資本金の額は、最低でも7桁ないと
信用されない
と思っています。


今は資本金の額は1円からでも出来ますが、
10年前までは、最低資本金制度があり、
有限会社では300万円でした。


なので、これから起業する方は最低でも
資本金が100万円以上必要
だと思います。

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資本金の額が1000万円だとどんなメリット・デメリットがあるか?


資本金の額が1000万円の場合、
やはり、会社の信用度が違ってきます。


会社法改正前までは株式会社は
最低1000万円なければ設立することが
出来ませんでした。


それが故に信用度もあったと言われて
います。


大企業と取引をするのであれば、
やはり資本金の額は考慮する必要が
あるでしょう。


しかし、これから初めて起業する方は
資本金の額を1000万円にしてしまうと
税金面で問題
になります。


まずは資本金の額が1000万円にすると
いきなり消費税の課税事業者となります。


1000万円を下っている場合、最高でも
2期分の消費税を免除されることが
できます。


意外と事業を始めると消費税は重く
のしかかってくるので、初めて事業を
する場合は、資本金の額は7桁にした
ほうが無難です。

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まとめ


資本金の額は会社の経営にとって
大事な要素となります。


未だ日本は資本金の額で会社を判断する
傾向があります。


ただ、いきなり資本金を高くしても
消費税のことが重くのしかかってきます。


なので、これから起業して会社を設立する
かたは7桁にすることをオススメします。


参考書籍

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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