司法書士試験と行政書士試験は同じ年に受験し合格することは可能です 体験談より(その2)
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 資格試験アドバイザー 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
司法書士試験と行政書士試験。
私の依頼者から、「よく両方取得してすごいですね」とか言われます。
やはり、一般の方からすると両方の資格を持っていることはすごいことなのかと。
前回は、自分が受験した当時の状況を中心に書きました。
今回は、司法書士・行政書士受験生が同年に試験を受験する場合の攻略法など、併願する際の注意点について書きます。
司法書士試験と行政書士試験は同じ年に受験し合格することは可能です
行政書士試験を侮ってはいけない
どうしても司法書士試験の受験生は、行政書士試験を侮る傾向があります。
自分も正直行政書士試験のことをあなどっていました。
しかし、行政書士試験は、何度もその時代に合わせて試験内容を実務寄りに寄せている傾向があります。
なので、難易度も徐々に上がっている印象を受けます。
合格したらすぐに独立しやすいというのも浸透しているからでしょうか。
なので、司法書士試験受験生は行政書士試験を侮ってはいけません。
司法書士受験生が行政書士試験を攻略する方法は?
まず、司法書士に合格することがメインの受験生は、まず司法書士試験の合否が分かった段階ですぐに司法書士試験にシフトしてください。
これは私がとっていた方法で、片手間に両方を勉強することは難しいです。
司法書士試験の場合、年内の勉強が重要なので、司法書士試験メインの受験生はそのあたりを考慮に入れてください。
司法書士試験の合否に関わりなく、行政書士試験を受けたいという方は、まず受験日と願書締切日を確認してください。
司法書士試験から行政書士試験までの残りの日数は100日あるかないかくらいです。
そこで行政書士試験の合格点を確保しなければなりません。
とはいっても満点を取る必要はないので、合格点ギリギリの勉強法でいくしかありません。
司法書士試験の受験生は、憲法・民法・商法で大きなアドバンテージを取ることが可能です。
となると、必要になる勉強は、行政法、一般教養、記述対策です。
過去問をしっかりマスターすることが一番合格に近いです。
どうしても行政法が覚えられないとか一般教養に自信がないというのであれば、資格試験予備校の単発講座を受講するのもありです。
行政書士試験の場合、一定点数を取れば合格できるので、まずは司法書士試験とかぶらない行政法をしっかりマスターすることが合格への第一歩です。
私も行政法と一般教養を中心に勉強し、足りない部分は予備校の講座で補いました。
場合によっては予備校の総まとめみたいな講座があれば取るのはありでしょう。
まとめ
行政書士試験も本来1年近い試験勉強が必要です。
それを3か月で受かることをするわけなので、より効率のいい勉強が求められることを知ることが攻略への第一歩です。
あとは行政書士試験を司法書士受験生は侮ってはいけないということでしょうか。
今回は
『司法書士試験と行政書士試験は同じ年に受験し合格することは可能です 体験談より(その2)』
に関する内容でした。
あわせて読みたい
資格試験に関するブログはこちらから
参考書籍
2022年版 行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト 野畑 淳史/東京リーガルマインドLEC総合研究所 行政書士試験部 東京リーガルマインド 2021年11月15日頃 売り上げランキング :
|