事務所営業開始日にオンライン申請トラブルとは…
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2020年は激動な年となる予感。
まさに業務開始日にまさかのことが。
今回は、法務省のオンラインシステムのトラブルのことについて触れていきます。
事務所営業開始日にオンライン申請トラブルとは…
商業登記を申請しても一向に到達しない…
8時30分、その日に申請しようとした商業登記をオンライン申請。
しかし、いつまで経っても到達通知が来ず、受付待ち状態。
管轄法務局に問い合わせたところ、原因不明。
オンライン申請サポートデスクに問い合わせたら、現在、オンライン申請ができないことが発覚。
法務省登記・供託オンライン申請システムのホームページにこんな内容が。
登記・供託オンライン申請システムにおいて処理状況が遷移しない事象の発生について
結局はシステムトラブルが影響して、オンライン申請ができない状況に陥っているとのこと。
事件が到達していないと、本日受付ができなくなる、それだけは避けないといけないため、急遽書面申請で書類を作成して、管轄法務局に。
事なきを得ましたが、その後システムが復旧したらしく、朝オンラインで申請した登記は到達通知が来ました。
オンライン申請と書面申請どちらが優先か?
商業登記の二重登記が行われると、先に事件処理する方を優先するようで、今回の私の件については、書面申請で処理されることに。
オンライン申請については、翌日取下で処理することになりました。
商業登記の場合はいいですが、不動産登記の場合は先順位で登記されてしまうと大変な問題になり、結構焦るでしょう。
どう扱われたのかは正直わかりませんが…
今回のシステムトラブルはどうなったのか
法務省の登記・供託オンラインシステムで、以下の通知がされました。、
本日午前8時30分頃から,登記・供託オンライン申請システムにおいて,到達待ち又は到達・受付待ちの処理状況から遷移しない事象が発生しており,お詫び申し上げます。
現在,原因等調査中ですが,本日の業務時間中に到達した「不動産登記」及び「商業法人登記」の登記申請は,本日付けで受付処理がされる予定ですので,お知らせします。
なお,「到達待ち」又は「到達・受付待ち」と表示がされている申請等については,改めて申請情報を送信する必要はありません。
それでも、やはり、通知が到達されたかどうかで決まる登記申請もあるわけで、こういうトラブルは改善されないといけません。
原因は現在調査中のようですが、オンラインを推進する国として、一刻でも早く原因を解明してほしいのと、トラブルを未然に防ぐ対策を講じてほしいです。
まとめ
オンライン申請もトラブルが起こることを予期して動くことも必要なのかと感じた次第です。
便利な世の中にはなりましたが、まだアナログで対応しないといけない部分も出てきそうです。
今回は
『事務所営業開始日にオンライン申請トラブルとは…[司法書士の日常]』
に関する内容でした。
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