シニア起業 株式会社・合同会社より一般社団法人がいい理由は?

東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。


はじめに

シニア起業。
これから人生100年時代に突入する世の中で
自分の今までの経験を活かし社会貢献したい
という方が多いでしょう。


しかし、シニア起業だとリスクが高まる
ものがあります。


それを意識しない会社設立や法人設立は
社会に貢献しないことにもつながります。

シニア起業 株式会社・合同会社より一般社団法人がいい理由は?


自分の人生よりも会社のライフサイクルは長い


人間の場合、自分がいつか亡くなります。
シニア起業の場合、高齢から起業することに
なるので、健康面はより管理しなければ
なりません。


会社や法人化した以上、会社を永続させる
のが経営者の役割だからです。


そうなると、自分が作った会社や法人を
次の世代にどうつなげるのかは起業段階から
考えなければなりません。


いわゆる「事業承継」の問題です。


自分の家族が継ぐ予定はあるのか、
会社の価値を高めて、他の企業に売却する
のを狙うのか、シニア起業は事業承継には
なおさら神経を使う必要があるのです。


ひとりで起業するならなおさら
株式会社や合同会社はリスクがあるのです。


もし、人を雇うところまで事業が
発展していた場合、社長に突然何かが
あったときも対応が難しいのです。


シニア起業は一般社団法人のほうがいい理由は?

私は、シニア起業の場合、ひとりで会社を
起こすより、様々な分野の人が集まって
法人化したほうがいいと思います。
法人化も株式会社や合同会社よりも
一般社団法人のほうがいいでしょう。

なぜなら、自分の得意なところを持ち寄って、
地域に溶け込み合い、しかも社会にも貢献
出来るからです。
しかも利益を追及するイメージは一般社団法人
にはありません。


会社設立の場合は、ひとりで出資金を出すのは
厳しいが、何人か集まればそれなりの法人の
規模は確保出来るでしょう。


さらに、自分の経験を活かせるのがシニア
起業の魅力。
その上で他の方々の経験を掛け算すれば
差別化をはかれます。


一般社団法人で利益をあげることを
しても構いませんが、地域密着で貢献できる
事業をしたいのであれば、一般社団法人が
適しているのです。

まとめ

人生100年時代。
60歳を過ぎてからの起業は事業承継の
絡みからリスクは高いです。


ただ、自分の経験を皆様と共有し、
社会に貢献できるのであれば、一般社団法人
が向いています。


ぜひ、これから起業したいという方は
一般社団法人も視野に入れてください。


今回は
『シニア起業 株式会社・合同会社より
一般社団法人がいい理由は?』

に関する内容でした。


参考書籍

第2版 事例にみる一般社団法人活用の実務 法務・会計・税務・登記

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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