東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
11月1日に司法書士試験の最終結果が
法務省から発表されました。
ここ数年、出願者数も受験者数も減って
います。
ただ、合格者の割合(合格者を受験者数で
割った数字)は若干上がっています。
ここ数年の統計を見ながら司法書士試験を
見ていきます。
ここ数年の司法書士試験の流れ 受験者数も合格者数も減っている?
平成28年の司法書士試験の最終結果は?
平成28年度の司法書士試験の結果は
以下のとおりです。
出願者数 20,360名
受験者数 16,725名
合格者数 660名(合格率 3.94%)
平均年齢 38.03歳(最低年齢 21歳 1名 最高年齢 71歳 1名)
司法書士試験の合格率は上がっている?
ここで平成24年度から平成28年度までの
データを出します。
出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 平均年齢 | |
平成28年度 | 20,360名 | 16,725名 | 660名 | 3.94% | 38.03歳 |
平成27年度 | 21,754名 | 17,920名 | 707名 | 3.94% | 35.16歳 |
平成26年度 | 24,538名 | 20,130名 | 759名 | 3.77% | 35.06歳 |
平成25年度 | 27,400名 | 22,494名 | 796名 | 3.53% | 34.78歳 |
平成24年度 | 29,739名 | 24,048名 | 838名 | 3.48% | 34.80歳 |
出願者数と受験者数の減少をどう見るか?
平成24年度からの受験者数をみると、
ここ数年毎年減り続けています。
原因は分かりませんが、司法書士自体の
魅力がないのか、難しい割には合格しても
特に得るものはないからか分かりません。
司法試験を始め、難関資格試験の最近の
傾向は、受験者数が減っているということ。
それだけ資格に対する魅力は減っている
ことを意味していると個人的には
思います。
予備校業界は危機的状況かも?
このように受験者数が減っていると
いうことは、資格試験受験予備校は
かなり危機感をつのらせているのでは
ないでしょうか?
特にこの資格専門という予備校は特に
顕著といっていいでしょう。
以前のブログにも書きましたが、
おそらく近い将来、資格試験予備校は
再編される可能性があると思います。
まとめ
司法書士試験自体、受験者数が
減っていることを、日本司法書士会連合会
はどう捉えているのかは興味があります。
合格率は若干上がっていますが、
今後も合格率4%弱で推移していく
でしょう。
司法書士試験は、基礎的なことをきちんと
やっていれば合格できる試験です。
まずは、誰もが分かる問題を落とさない
それが大事だと思うのですが、
いかがでしょうか。
参考記事
参考書籍
司法書士の仕事 <第8版> (【こんなにおもしろい】)
山本 浩司 中央経済社 2016-10-08
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