東武鉄道の2021年度鉄道事業設備投資計画 500系リバティ導入でどうなる200型・350型
東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
各鉄道会社で2021年度設備投資計画が公表されています。
新型コロナウイルスや少子高齢化に伴い、ソフト面、ハード面でも苦労されている鉄道会社も多いです。
今回は、東武鉄道の「2021年度の鉄道事業設備投資計画」に注目して、設備投資計画のうち車両面で気になったことを触れていきます。
東武鉄道の2021年度鉄道事業設備投資計画 500系リバティ導入でどうなる200型・350型
500系リバティ6本増備
リバティは3両編成で、2本つないで6両編成や3両単独で運転されています。
3両編成のため、柔軟な運用が可能な特急車両です。
現在は「リバティけごん」と「リバティ会津」、「リバティりょうもう」でも運転しています。
登場当時は8編成24両でしたが、昨年3編成増備され、11本体制となりました。
増備された分は、りょうもう号でも運用に入るようになりました。
増備に伴い、りょうもうで活躍していた200型が1編成廃車になっています。
増備された分で200型と350型はどうなるか?
200型は6両編成で主に特急「りょうもう号」で活躍しています。
車体はそんなに古くないのですが、足回りは、スペーシア登場で廃車となった特急型車両を使用しているため、結構足回りは古くなっています。
先程も書きましたが、1編成が廃車になっていることから、今回の500系リバティ導入で、200型にも影響が出ると思われます。
もっとも影響が出そうなのは350型。
350型は200型の車両が登場する前の1800系急行型車両を改造したもの。
6両編成は300型、4両編成は350型になりました。
6両編成の300型はすべて廃車となり、現在は350型が3編成残っています。
350型は、休日に「きりふり号」として運転されていますが、現在は1編成は休車扱いとなっています。
2020年6月のダイヤ改正で「きりふり号」がなくなるのではないかといわれていましたが残りました。
ただ、次のダイヤ改正で500系増備でもしかしたら、350型はすべて引退になるかもしれません。
すべてリバティにすると特急料金が高くなり、東武鉄道としては利益が上がりますが、一般の方にとっては実質値上げとなってしまうので、ちょっと不便になるかもしれません。
個人的には350型の引退が近い?
現在350型は3編成ありますが、実際に稼働しているのは、土・休日のみ。
南栗橋ー(回送)→春日部→浅草→東武日光→浅草→新栃木ー(回送)→南栗橋
の運用のみなので、1編成あれば足ります。
さらに現在1編成352編成は休車状態。
となると、リバティが増備されると真っ先に、350型が引退する可能性が高いです。
350型の特急料金はリバティに比べて安く、経営面からでも少し収益を出したいのであれば、350型はなくなったほうがいい。
個人的には、次のダイヤ改正で350型は引退になるような気がします。
先日350型の車両と座席を撮影してきました。
20400型の増備で日光線南栗橋以北の運用にも変化が?
タイトルと外れますが、もう一つ注目されているのが、南栗橋以北の日光線・宇都宮線。
現在南栗橋以北は、6050型の2ドアの車両と日比谷線直通電車で活躍してきた20000系系列を改造した20400型が活躍しています。
浅草方面から日光方面へ、一般車でいく場合は、必ず南栗橋で乗り換える必要があります。
なお、南栗橋以北は一部を除き、南栗橋~東武宇都宮系統の運行がされていて、20400型の4両編成が活躍しています。
そうなると、6050型の2つドア車も車歴が古く、廃車対象になっています。
ローカル運用でしかもクロスボックス車、トイレも付いているので、何かと重宝な車両もいよいよ数を減らしていく、そんな気がします。
まとめ
東武鉄道の2021年設備投資計画を見る限り、特急車両の置き換えが本格的になりそうな感じがします。
一般車両については、今年度に関してはそこまで変わることはありませんが、6050型や8000系の動きには注目したほうがいいかもしれません。、
今回は
『東武鉄道の2021年度鉄道事業設備投資計画 500系リバティ導入でどうなる200型・350型』
に関する内容でした。
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