「シン・ニホン」by安宅和人 今までの日本とこれからの日本どうあるべきかが凝縮された本
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 鉄道大好き司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
2021年1冊目の読書日記。
今回は、安宅和人さんの「シン・ニホン」を紹介します。
かなり分厚い本で読み応えがある本です。
現在の日本の立ち位置と将来の日本のあり方が分かる本です。
AI×データ時代、自分の業務にも影響が出るので興味深く読みました。
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「シン・ニホン」by安宅和人 今までの日本とこれからの日本どうあるべきかが凝縮された本
なぜ日本が諸外国から取り残されてしまったのか?
現在の日本の立ち位置として、オンライン化を急速に進めている感じがします。
司法書士・行政書士の業界でも、AIでかなりの業務が取って代わられてしまい、どうするかを模索しているところではあります。
ただ、日本が諸外国から取り残されているという現実をこの本で知って驚きました。
日本は、教育にお金を投資しておらず、研究者の環境がそれほど良くないということも知ることができました。
そうなると、ますます諸外国と差がつけられ、人材もどんどん減ってしまうのではないかとも感じました。
やたら研究費が削られているというのを耳にしていましたが、これは日本のためにとっては本当はよくなかったということも頷けました。
これから私達はどうやっていけばいいのかが少しおぼろげに見えた
今後は理系・文系を問わずに、総合的な角度からデジタル化やAIについて小学生のうちから勉強していかないといけないとこの本で感じました。
でも、肝心な大人がどうやってこの世の中を生きていけばいいのか、青写真のところは見えていますが、対策の部分が薄いように感じました。
我々の世代は文系・理系と分けられ、AI×デジタルの教育を受けていません。
そんな日本人でもこれからどうやって対応していけばいいのか、もう少し書いてほしかったというのが本音です。
特に士業の世界ではAI×デジタル化でかなり業務も変わってくると読んで感じたので、そのあたりの職業的将来像も見えてくればよかったかもしれません。
ただ、これからはAI×デジタルに対応できない人間は厳しい世の中になってしまうのかと危機感を感じることができたのは大きな収穫です。
将来の日本はどうすればいいのかに一石を投じた本
これからの日本は、諸外国に差をつけられている部分は多いがどう取り戻せばいいのか、筆者の体験をもとに書かれていることに共感を持てます。
やはり「人を育てる」「国が研究費をもっと充実させる」そこがこれからの課題でもあるように感じました。
あとは、若い世代に何を託すのか、そこがより重要になってくるとも。
どんどんデジタル化が進み、我々の生活も便利になってくる反面、人と人とのコミュニケーションもより重要になってくるのかと。
機械的にすすめるのではなく、日本が置かれている環境をもとにこれからのグローバルの時代に対応できる人材を発掘する必要があるようにこの本で感じました。
まとめ
なんだか、読書日記になっていない気がしますが、過去と未来の日本のあり方を見つめるいいきっかけとなった本でした。
正直、どの分野にもっとミドルエイジ層の人間が活躍の場を広げていけばいいのか、書いていただけると良かったです。
ただ、分厚いながら、日本の今までの現状を知ることができたので、大いに参考になる本でした。
今回は
『「シン・ニホン」by安宅和人 今までの日本とこれからの日本どうあるべきかが凝縮された本』
に関する内容でした。
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