東京都江戸川区葛西駅前 会社設立などの企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。
目次
はじめに
東急大井町線に座席指定車両が登場することは以前報道されていました。
いよいよ2018年12月14日の平日夜から運転開始すると正式に発表がありました。
2018年12月14日(金)より、大井町線の有料座席指定サービス「Q SEAT」を開始します!
果たしてどれだけ需要があるのか・・・
東急大井町線に座席指定車両登場 他の東急路線に波及するか?
愛称名と運転区間は?
愛称名は「Q SEAT」となり、車両は2018年4月に登場した6020系を使用します。
6020系は2編成あり、うち1両をクロスシートとロングシートに転換できる車両に置き換えて運転されます。
置き換えた1両は、今田園都市線で増備されている2020系に組み込まれます。
運転区間は、大井町線の大井町駅と田園都市線の長津田駅の片方向の急行電車。
乗車駅のみと降車駅のみとフリー乗降駅は?
まず乗車のみできる駅は、大井町・旗の台・大岡山・自由が丘の各駅。
目黒や五反田から大井町線経由で帰宅するのであれば「Q SEAT」利用価値はあるでしょう。
自由が丘駅だと東横線と交わりますが、中目黒や日比谷線からのお客様だと利用価値はありそうですが、副都心線からわざわざ自由が丘まで来て「Q SEAT」は利用しないでしょう。
一方降車駅のみとなるのは二子玉川・溝の口・鷺沼の各駅。
二子玉川駅や溝の口駅を乗車できる駅にしなかったのは田園都市線や南武線からの乗客で混乱しないようにしたためだと思います。
たまプラーザ・あざみ野・青葉台はフリー乗降駅で指定券なしで利用可能です。
このように見ると、1両しか「Q SEAT」がないので、乗降駅の選定が難しかったと言えるでしょう。
運転時間帯は?
運転時間帯は平日の夜に運転されます。
大井町駅19時30分、20時30分、21時20分、22時27分、23時9分発とほぼ1時間おきにあります。
2編成しかないので、この運転間隔が妥当なのでしょう。
長津田駅に到着後、大井町まで戻る運用になるのもありますが、定期運転になるのか回送で運転されるのかは現状分かりません。
他の東急路線に波及する可能性は?
今回、そんなに混雑しない大井町線で座席指定車両を試してみて、東横線や田園都市線でも座席指定車両を行うか判断すると思います。
東横線は現在「S-TRAIN」がありますが、実際夕方から運転するのはダイヤの関係から難しいでしょう。
田園都市線も半蔵門線や東武スカイツリーラインとの調整も必要でこちらも導入するにはハードルが高いと思います。
まとめ
東急大井町線で登場する「Q SEAT」
どれだけの方が利用するのか未知数です。
実際の乗車率をみて他の路線にも導入するか決めるのではないでしょうか。
沿線路線の人口動向もあるでしょうし・・・
今回は
『東急大井町線に座席指定車両登場 他の東急路線に波及するか?』
に関する内容でした。
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