司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一 東京都江戸川区葛西駅前 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一（@kirigayajun）です。
目次
はじめに
不動産登記や商業登記の添付書面として「住民票」を添付することがあります。
住民票取得の際に注意しなければならないことは何か。
今回は「住民票」について書きます。
住民票を添付して登記する場合の注意点とは？
個人番号つきの住民票が取得できるようになった！
2016年1月から住民票にマイナンバー（個人番号）が入るようになりました。
なので、窓口で個人番号付きの住民票がほしいと申告すれば、個人番号付きの住民票を取得することができます。
しかし、個人番号は原則他人に見せてはならないもの。
そこで、登記申請の場合、個人番号が記載されている住民票が添付されていた場合、登記申請は受理されるのでしょうか。
個人番号記載の住民票は登記申請の際に使えるのか？
法務省のホームページに住民票の添付についてのことが書かれています。
これによると、以下の注意書きが書かれています。
不動産登記の申請には，個人番号の記載がない住民票の写し等を添付してください
（個人番号の記載がある住民票の写し等は添付しないでください。）。
つまり、不動産登記申請の際に添付する住民票は、個人番号（マイナンバー）なしのものを添付しなければならないのです。
不動産登記で住民票を添付する登記申請
もしあなたが以下の不動産の権利の登記を添付する際、住民票が必要です。
- 甲区の名義人の住所を変更する場合
- 相続や売買、贈与などで新たに不動産を取得する場合
その際の住民票には個人番号が記載されていないものを用意する必要があります。
なので、司法書士等で住民票を用意してくださいと言われた場合、くれぐれも個人番号の記載のない住民票を用意してください。
商業登記で住民票を添付する場合
昨年改正された商業登記規則。
取締役や監査役が就任する際、本人確認証明書が必要になりました。
その際に住民票を添付することが可能です。
その住民票についても、個人番号の記載のないものを添付しなければなりません。
まとめ
登記申請する際に住民票を添付する必要がある場合、必ず個人番号がないか確認してください。
個人番号の有無でもう一度取り直しになると、時間と費用がムダになります。
ちなみに裁判手続でも住民票を添付するときは個人番号（マイナンバー）なしのものを添付しなければなりません。
今回は
『住民票 マイナンバー（個人番号）記載のものを登記申請で利用できますか？（司法書士のおしごと日記）』
に関する内容でした。
参考書籍
マイナンバーについてはこの本が分かりやすいです！
| 大事なことだけすぐにわかる マイナンバー制度 | ||||
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