「会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士桐ケ谷淳一です。
有限会社から株式会社にしたほうがいいか?
「私の会社、現在は有限会社ですが、株式会社に変えたほうがいいですか?」
有限会社の経営者からこのような質問を受けます。
会社の状況に応じて結論は異なりますので、早速ご覧ください。
運営コストのことを考えるのであれば有限会社が有利
有限会社のメリットは、
- 役員の任期がない
- 決算公告が不要
があります。
運営面で株式会社と比較すると、有限会社はコストが安く済みます。
有限会社は役員に何も変化がなければ役員変更登記をする必要がありません。
ずっとそのままで何も問題がなければ、有限会社のままでもいいでしょう。
これから大きくしていくのであれば、早めに株式会社に!
有限会社は将来株式会社に統合される運命にあります。
あくまでも有限会社は特別に認められている形態に過ぎません。
もし、有限会社で規模を大きくしたい、信用度を高めていきたいというのであれば、株式会社にすべきでしょう。
登録免許税や司法書士に支払う報酬のことを考えるとどうも動けない・・・
その気持ちは分からなくもないです。
ただ、会社として続けていく以上、いつかのタイミングで株式会社にしないといけません。
また、株式会社と比べると有限会社信用度は低いです。
大きな会社と取引予定があるとかだと、株式会社にしたほうがいいです。
まとめ
有限会社のままでいくのか、株式会社にするのか、各会社で戦略があるでしょう。
コストの面を考えるのか、信用面で考えるのか。
自分の会社が本当にどうしたいのか、考えて判断しましょう。
次回は、現状は、有限会社でいくが、定款は何も変えなくていいのか?
を書きます。
今回もご覧頂きありがとうございました。
感想を聞かせていただけると嬉しいです。
中小会社・有限会社の新・会社法
郡谷 大輔 商事法務 2006-03
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