司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一 新型コロナウイルスの影響で法務局での登記申請の完了が遅くなっています
ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一（@kirigayajun）です。
目次
はじめに
新型コロナウイルスの影響で、外出自粛の動きが出ています。
法務局もこれに伴い、緊急事態宣言のでている管轄の法務局では登記完了までに時間を要しています。
今後注意しなければならないことを含めて書きました。
新型コロナウイルスの影響で法務局での登記申請の完了が遅くなっています
登記申請から完了までに日数を要している
現在、緊急事態宣言が出されている東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の法務局では、職員の安全を考慮し、業務を行っております。
となると、通常の業務と比べ、登記完了がかなり遅くなるのは致し方ないところです。
【新型コロナウイルス感染症関連情報】登記完了予定日について：法務局
現在、不動産登記で事件数の多いところでは、登記完了日までに１ヶ月弱を要しており、ゴールデンウィーク明けに登記が完了することもあります。
商業登記の場合、東京を除き、管轄が１つしかないところもあり、登記完了までに時間を要しています。
急いで登記を完了させるときは要注意（特に商業登記）
現在、助成金や補助金とかで登記事項証明書を取得する機会が増えています。
登記事項証明書を取得して、役員変更をやっていない、代表取締役の住所が違うとかいう場合は早めに対応しなければなりません。
ただ、先程紹介した緊急事態宣言が出されているところの法務局では、場所によっては、商業登記の完了予定日がゴールデンウィーク明けというところも出ています。
緊急に対応しなければならない場合は注意が必要です。
今後ますます登記完了が遅れることも…
4月16日のニュースで緊急事態宣言の対象を全国に拡大するとの報道がされました。
全国に拡大ということになると、法務局の業務がますます遅れることが予想されます。
特に商業登記に関しては、法務局の集中化のため、各県に１箇所しかないところがほとんど。
さらに登記完了が遅れてしまう可能性があります。
なので、登記事項に変更が生じてしまい、今後役所等に登記事項証明書を提出する予定のある場合、事前に提出する役所に問い合わせることをおすすめします。
後日登記事項証明書を差し替えとかでも今回は緊急事態のため対応してくれる可能性もあると思われますので、確認してください。
そして、役員変更など、まだ対応していない中小企業零細企業があったら、速やかに登記申請手続きをしてください。
私のところでも相談に応じる準備はできておりますので、問い合わせフォームをご利用ください。
まとめ
登記申請については、今後更に完了が遅くなることが予想されます。
余裕をもって、特に急ぎの登記でない限りは時期をずらすなどの検討をしてもいいかもしれません。
今回は
『新型コロナウイルスの影響で法務局での登記申請の完了が遅くなっています』
に関する内容でした。
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参考書籍
| Q＆A 登記手続と登記簿等の見方 |
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