東京都江戸川区葛西駅前
会社設立・役員変更などの企業法務専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
国民的番組「笑点」
その司会者である桂歌丸師匠が5月22日を
もって司会を勇退されるとのこと。
残念ですが、仕方ありませんね。
この決断というのは、会社経営の側面から
正しいといえます。
今回は「笑点と経営承継(事業承継)」に
ついて書きます。
元気なうちに次の世代にバトンを引き継ぐ、事業承継で大事なこと
多くの方は、
「まだ桂歌丸師匠の司会を見たい」
という方も多いでしょう。
しかし、司会というのは大変な仕事。
元気なうちに次の方に継がせるのが
大事です。
笑点も今まで歌丸師匠のカラーが強く、
それが変わるまで時間がかかります。
事業承継(経営承継)も同じ。
次の世代に継がせるのに、
正直多くの時間を費やす必要があります。
先代の社長のカラーを
次の経営者にするために費やす時間は、
予想以上にかかることに注意して下さい。
後継者を教育する時間は予想以上にかかる
対外的にも社長が交代したことを、
認識してもらうのに時間がかかります。
さらに会社内部でも引き継ぎには、
多くの時間を費やすことに、
意識できているでしょうか?
先代から培ったノウハウや技術、
それをみっちりと教育する時間は
1年でできるわけではありません。
5年、10年の期間で考えるべきです。
なので、先代がまだまだ元気なとき、
それが後継者教育に最も適した時期。
先代が何もしないとなると
後を継いだ方が何からやればいいのか、
正直困ってしまいます。
会社の経営にも悪影響を及ぼします。
特に従業員への周知徹底、
後継者がこういう会社にしたいという
カラーを早めに出すことが大事です。
先代は後継者のやっていることに口を出さない
経営承継が終わったあとの問題。
たとえ後継者がやりたいことが、
先代と違った方向であるときも、
多々あるでしょう。
すでに会社を引き継いだあとであれば、
決して先代は口を出してはいけません。
後継者もやる気を失せてしまいますし、
従業員のモチベーションも下がります。
後見的に先代が後継者を見守る。
それが、うまくいく後継者教育です。
まとめ
今回の笑点の司会者の交代。
ある意味、50年の節目に交代したのは
良かったのではないかと思います。
いつかは変わらなければいけない。
番組が永続的に続けるためには
良い判断だと思います。
会社も同じ。
会社自体はずっと続けていくもの。
どこかで交代しないといけない時が、
必ず訪れます。
そのタイミングをいつにするか。
あとは逆算してどの時期までに、
どういう教育をしていくか。
そこが経営承継における成功への
第一歩ではないかと思います。
今回は
「経営承継(事業承継)」と「笑点」
と無理矢理くっつけて書きました。
※写真は自宅のテレビで撮影したものを
使いました。
参考書籍
知識ゼロからの会社の継ぎ方・事業承継入門
真部 敏巳,河合 保弘 幻冬舎 2015-08-27
|
日本でいちばん大切にしたい会社5
坂本 光司 あさ出版 2016-01-16
|
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