東京都江戸川区葛西駅前
会社設立などの企業法務・相続専門
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
目次
はじめに
国民的人気番組「笑点」
司会者が桂歌丸師匠から春風亭昇太師匠に
変わりました。
時代の流れを感じてしまいますが、
笑点の司会者の交代を会社の事業承継に
当てはめて考えると実に面白いです。
今回は以前もブログで書いた
「笑点」と「事業承継」について書きます。
早い段階で後継者に引き継ぐことを考える
歌丸師匠は、
「体力の限界がきたので交代したい」
ことをおっしゃっていました。
現在、会社の社長の平均年齢は60歳ほど。
何が起きてもおかしくない状態です。
社長が元気なうちに承継問題を始めないと、
会社の存亡の危機になります。
社長が元気なうちに交代できれば、
後継者も安心して会社を経営できます。
分からないことがあれば、
先代からアドバイスも受けることもでき、
経営者も後ろ盾があるという安心感から
自分の思う経営ができるようになります。
ただ、歌丸師匠は放送中、昇太師匠に
「自分独自のカラーを出すように」
とのアドバイスもしています。
先代に頼らず、自分で試行錯誤することの
大切さも教えているのです。
いずれにしても、元気なうちに社長を
引き継ぐことは会社経営面からしても
非常に大事です。
後継者の独自のカラーを出すのに時間がかかることを意識する
先代から後継者に経営を引き継ぐのに
どのくらい時間がかかると思いますか?
正直5年近くはかかると思ってください。
今回の「笑点」の司会者交代
50年連続して出演した歌丸師匠から
笑点のレギュラーで一番若い昇太師匠に
変わったので、最初違和感が出るでしょう。
これは致し方がないこと。
会社経営だって同じこと。
先代のカラーが強ければ強いほど、
後継者の独自のカラーを出すには時間が
かかる。
さらに、会社の場合は、従業員の理解も
あるので、さらに時間がかかります。
笑点で言えば、回答者とお客様、
そして視聴者といったところでしょうか?
こういう方の理解を得るには
本当に時間と能力がかかるということは
おわかりでしょう。
経験者からお話を聞けるというのは
本当に後継者からみると励みになります。
そういった観点からも、早い段階で
後継者に引き継ぐということも
社長としての仕事ではないのか?
後継者教育というのも社長としての立派な
仕事ではないでしょうか。
まとめ
会社の事業承継と笑点。
正直そっくりな気がします。
社長は後継者のことを考えないといけない。
周りはまだ大丈夫だと思っても
続けるという観点からでは、元気なうちに
自分の身を引くことも大事です。
今回の笑点の司会者の交代で
笑点はまた新たなスタートを
切れるでしょう。
会社経営も永続的に続く観点から、
タイミングを見て承継することが
本当に大事ですね。
※写真は私がテレビ画面に向けて
撮影したものを使用しています。
参考書籍
知識ゼロからの会社の継ぎ方・事業承継入門
真部 敏巳,河合 保弘 幻冬舎 2015-08-27
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