「令和」新元号への商号変更 なぜ商号変更をするのですか?小さな会社の企業法務

東京都江戸川区葛西駅前 ひとり会社設立や小さい会社の企業法務・相続専門 司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirigayajun)です。

はじめに

2019年4月1日。
元号が「令和」と発表されました。

すでに「令和」を冠した商号にしている会社も存在しています。

なぜ商号変更をするのか、そこを明確にしないとお客様は共感しません。

「令和」新元号への商号変更 なぜ商号変更をするのですか?

新元号を用いた商号にする意味を考えること

商号を変えるということは、今まで浸透した商号を変えるということ。

なので、取引先でなく、周りからも共感が得られるような商号に変えないと意味はありません。

商号は企業理念と結びつくところがあり、それとかけ離れた商号にすると、あなたの会社の事業が見えていません。

私は新元号が発表されて「令和」を冠した商号変更している会社をみて以下のように思いました。

周りから新元号を用いた商号にすることを理解されているのか。

ただ単に新元号を使った商号に使いたいだけではないかと。

あなたがつけた商号は企業理念とマッチしていますか?

商号はあなたの会社の顔となる部分。
企業理念とあなたの事業とがマッチしたものでないと、周りからも共感を得られません。

商号は会社の顔。
それを意識して新元号「令和」を冠したものにしないといけません。

特に中小零細企業は自分の一存ですぐに商号を変えてしまうところがあります。

本当にそれでいいのか、すでに浸透している商号を本当に目新しいから変えていいのか慎重に考えるべきです。

よく新元号になるから気分一新して元号を用いた会社がありますが、そもそもそれ以前に自分の会社の事業で社会的役割を果たしているのか考えるのが先です。

事業内容を見直さないのに商号だけを変えるのは本末転倒です。
気分一新したところで何も変わりません。

会社は取引先もあってのことなので、いきなり商号を変えても何も得られません。

また、会社の実印を始め、各種備品も変える必要があり、コストもかかります。

それを踏まえて周りの理解がされ、企業理念とマッチして始めて商号変更の手続きを踏むべきなのです。

まとめ

・新元号になって目新しいからといってすぐに商号変更はしない
・「令和」を冠した商号変更するのであれば企業理念とマッチしているか、周りの理解を得られているかを慎重に判断する

今回は
『「令和」新元号への商号変更 なぜ商号変更をするのですか?小さな会社の企業法務』
に関する内容でした。

お知らせ

以前からブログで新元号の会社設立や商号変更について書いています。

この度、アゴラにブログの内容が掲載されました。

改元前に「令和」という会社は?会社設立で注意すべきこと – アゴラ

あわせて読みたい

新元号に関する投稿の最新のものはこちらから!

Youtube

関連記事はこちら

この記事を書いた人

アバター画像

司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。