「会社設立アドバイザー」
東京都江戸川区葛西駅前
司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。
前回は労働基準監督署に届け出る書類のうち、労災保険について説明しました。
【会社設立後の手続き】労働基準監督署に届け出る書類とは? | 司法書士行政書士きりがやブログ(きりログ)
今回は実際に労働基準監督署に提出する書類について細かく見て行きましょう。
労働基準監督署に書類を提出する
目次
労災保険の加入に必要な書類
以下のものが必要になります
- 労働保険 保険関係成立届(労災保険)
- 労働保険 概算保険料申告書(労災保険・雇用保険の保険料手続き)
前回も書きましたが、
- 加入・給付手続きについて、労災保険は労働基準監督署、
- 雇用保険はハローワーク
になりますので注意してください。
保険料手続きについては、労災保険・雇用保険とも労働基準監督署に行います。
労働基準監督署に提出する期限と添付書面は?
労働保険 保険関係成立届
労働者を雇ったとき必要になります。
添付書面は、登記事項証明書、事業の所在地が登記上の所在地と異なる場合は賃貸借契約書のコピーが必要です。
提出期限は、労働者を雇い入れた日の翌日から10日以内です。
労働保険 概算保険料申告書
これも労働者を雇ったときに必要となります。
添付書面は特段いりません。
提出期限は、労働者を雇い入れた日の翌日から50日以内です。
労働保険 名称・所在地変更届
届け出ている会社名や会社住所が変わったときに必要となります。
添付書面は、登記事項証明書、事業の所在地が登記上の所在地と異なる場合は賃貸借契約書のコピーが必要です。
提出期限は、変更があった日の翌日から10日以内です。
まとめ
前回に引き続き、労働基準監督署に提出する書類について書きました。
2点ほど補足しておきます。
まず、労災保険ですが、労働者一人ひとりについて加入手続きはいりません。
また、保険料の申告・納付は原則として年1回となります。
以上で、労働基準監督署に届け出る書類について終わりにします。
次回は、ハローワークに提出する書類について書きます。
今回もご覧いただきありがとうございました。
感想を聞かせていただけると嬉しいです!
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