【相続開始後にやるべきこと】スムーズに進めるための必須チェックリストを江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説

こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。

はじめに

相続が発生すると、多くの人が「何から手をつければいいの?」と戸惑います。

役所への届け出、財産の確認、相続人の確定など、やるべきことは山積み。

しかし、順序を間違えると手続きがスムーズに進まないこともあります。

本記事では、相続開始後にまずやるべきことを7つのステップに分けて解説します。

江戸川区船堀の司法書士・行政書士として、相続手続きに特化した私が、分かりやすくご案内します。

1. まず何をすべき?相続発生後のロードマップ

相続が発生したら、まず死亡届を提出しなければなりません。

これは役所への届出であり、通常は7日以内に行う必要があります。

その後、遺産分割や相続税の申告へと進んでいきます。

  1. 死亡届の提出(7日以内)
  2. 相続財産の確認(不動産、預貯金、株式など)
  3. 相続人の確定(戸籍の確認)
  4. 遺言書の有無を確認
  5. 相続登記や銀行口座の解約
  6. 借金がある場合の対応
  7. 遺産分割協議を進める

これらの流れを押さえておけば、相続手続きの全体像が見えてきます。

2. 財産がどこにあるか把握できる?相続財産リストの作り方

相続人が最も困るのが、「親の財産がどこにあるのかわからない」という問題です。

銀行口座や不動産が複数ある場合、すぐに全貌を把握するのは困難です。

そこで、財産リストを作成しておくことが重要です。

📌 リスト作成のポイント

✅ 預貯金:どこの銀行にいくらあるか?
✅ 不動産:登記情報を確認
✅ 株式・投資信託:証券会社の情報
✅ 負債:借入金やローンの有無

財産の整理ができれば、スムーズに手続きを進めることができます。

3. 相続トラブルを防ぐ家族会議の開き方

「うちの家族は大丈夫」と思っていても、相続をきっかけに揉めるケースは少なくありません。

特に不動産が絡む場合、誰が相続するのか決めるだけでも大変です。

遺産分割をスムーズに進めるために、家族で話し合う機会を持ちましょう。

📌 家族会議のポイント

✅ 遺言書の有無を確認する
✅ 各相続人の意向を事前に把握する
✅ 第三者(司法書士・行政書士)を交えて冷静に話し合う

4. 遺言書がない場合、まず何を確認する?

遺言書がないと、法定相続人が自動的に決まります。

しかし、すぐに遺産分割を進めるのではなく、以下の点を確認しましょう。

✅ 遺言書の有無を探す(法務局の遺言書保管制度も確認)
✅ 相続人を確定するために戸籍を取得
✅ 財産目録を作成し、相続財産の全体像を把握する

これを怠ると、後から相続人が見つかり、話し合いが振り出しに戻ることも。

5. 相続登記の義務化!期限はいつまで?

2024年4月1日から相続登記が義務化されました。これにより、不動産を相続したら3年以内に名義変更しなければなりません。

違反すると過料(罰金)が科される可能性があります。

📌 相続登記の手続き

✅ 相続人を確定する
✅ 必要書類(戸籍謄本、遺産分割協議書など)を準備
✅ 司法書士に依頼し、登記申請を行う

不動産を放置するとトラブルの原因になるため、早めに対応しましょう。

6. 銀行口座が凍結された!解除するには?

銀行口座は相続が発生すると即凍結されます。これを解除するには、金融機関ごとに所定の手続きを行う必要があります。

📌 口座凍結解除の流れ

✅ 必要書類(戸籍謄本、遺産分割協議書など)を揃える
✅ 相続人全員の同意を得る
✅ 金融機関の相続手続きを行う

また、2019年の民法改正により、一定額までであれば手続き不要で引き出せる制度もあります。

7. 借金があったらどうする?相続放棄のリアル

相続財産には、預貯金や不動産だけでなく、借金も含まれます。

借金を引き継ぎたくない場合は、家庭裁判所で相続放棄の手続きを行う必要があります。

📌 相続放棄の期限

✅ 相続開始を知ってから3か月以内
✅ 裁判所に申請書を提出
✅ 審査後、相続放棄が認められる

期限を過ぎると、自動的に借金も相続することになるため、注意が必要です。

まとめ

相続手続きは、期限が決まっているものが多く、後回しにすると家族が困ることになります。

✅ 相続開始後の流れを理解する
✅ 相続財産をリスト化し、把握する
✅ 遺言書の有無を確認し、法定相続人を確定する
✅ 期限を守り、相続登記や銀行口座の手続きを進める
✅ 借金がある場合は、早めに相続放棄を検討する

江戸川区船堀の司法書士・行政書士きりがや事務所では、相続手続きに関するサポートを行っています。

「何から始めればいいかわからない…」という方は、お気軽にご相談ください。

今回は
『【相続開始後にやるべきこと】スムーズに進めるための必須チェックリストを江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説』
に関する内容でした。

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。

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