2025年の振り返り:相続を軸に、遺産整理と商業登記の現場で学んだ1年(江戸川区・司法書士)

東京都江戸川区船堀、「司法書士・行政書士きりがや事務所」司法書士・行政書士桐ケ谷淳一(@kirijunshisho)です。

はじめに

2025年は、私にとって「相続」を中心に、現場での経験値が一気に上がった1年でした。

江戸川区で司法書士・行政書士として業務を行う中で、相続登記だけでなく、初めて「遺産整理業務」を担当する機会が増え、さらに商業登記では「株式移転」など、これまで以上に幅のある案件に関わることができました。

この記事では、2025年を振り返りながら、相続と会社の手続きの“リアル”を、来年の展望も含めてまとめます。

「司法書士」「江戸川司法書士」「相続江戸川」「会社設立江戸川」といったキーワードで検索してたどり着いた方にも、役立つ内容になれば嬉しいです。

2025年のテーマは「相続」──手続きの先にある“家族の課題”に向き合った

今年、改めて強く感じたのは、相続は「書類の手続き」で終わらないということです。

相続登記を進めるために戸籍を集め、不動産の名義を整え、遺産分割をまとめる。

もちろん大切ですが、現場ではそれだけでは片づかないことも多い。

  • 家族の温度差がある

  • 誰が連絡役になるのか決まらない

  • 不動産はあるけれど現金が少ない

  • 「揉めたくない」のに話し合いが進まない

こうした“よくある現実”に向き合う場面が増えました。

だからこそ、江戸川区で相続を扱う司法書士として、法律手続きと同時に「家族の負担を減らす設計」を意識するようになった1年でもあります。

初めて本格的に経験した「遺産整理業務」──相続を“全体最適”で進める仕事

2025年に大きかったのが、遺産整理業務の経験です。

相続登記だけでなく、相続手続き全体を整理し、「何を、いつ、誰がやるのか」を設計して進める。

この全体設計があるだけで、相続は驚くほどスムーズになります。

結局相続登記をするにしても「遺産分割協議」らしいことはほとんどしてなく、さらに相続財産を聞くと、相続税は今回は発生しなくても二次相続、三次相続で相続税が発生する可能性が高い家族が多いことにも気づきました。

ただ「相続登記」をすればいいのではなく、次のことも考えて対策を考える必要があることを痛感した1年でもありました・

遺産整理は、単に手続きを代行するだけではありません。

ご家族の状況、相続財産の内容、進め方の合意形成まで含めて、“交通整理”をしていく仕事だと感じました。

相続江戸川で検索して来られる方の多くが、実は「何から手をつければいいか分からない」状態です。

来年はこの領域をさらに強化し、江戸川区で相続に困った方の「最初の一歩」を支える存在になりたいと思っています。

商業登記でも学びが多かった1年──「株式移転」など、会社の承継に触れた

相続を軸にしていると、自然と「会社」に関する課題も増えます。

経営者が亡くなった後、株式や役員、事業の意思決定が止まってしまうケースは少なくありません。

2025年は商業登記でも、印象に残る経験がありました。

特に「株式移転」など、組織再編や会社の枠組みを動かす手続きに関われたことは、自分の専門領域を広げる大きなきっかけになりました。

会社設立江戸川で調べている方の中には、設立後の登記管理まで手が回っていない方も多い印象です。

「設立して終わり」ではなく、役員変更や株式、承継を含めた“長期の設計”が必要です。

このあたりも、来年はより分かりやすく発信していきます。

来年(2026年)は「相続」と「50歳からの起業」を軸に、“枠を超える”支援へ

来年やりたいことは明確です。

引き続き「相続」を主軸にしながら、もう一つの柱として「50歳からの起業」サポートを強化していきます。

50歳からの起業は、若い起業とは違い、

  • 家族(親の介護・相続)が現実問題としてある

  • 住宅や資産、老後資金と直結している

  • “失敗できない不安”が大きい

  • それでも、人生をもう一度動かしたい人が多い

こうした背景を抱えています。

ここに、司法書士・行政書士の枠だけでは届かない支援が必要だと感じています。

たとえば、

  • 会社設立だけでなく、事業計画と家族の合意形成まで

  • 契約書や登記だけでなく、継続できる仕組みづくりまで

  • 相続対策と事業の両方を同じ地図で整理する

そんな“人生全体の設計”に近いサポートを、江戸川区から形にしていきたいと思っています。

あとは、ひとり株式会社やひとり合同会社については「商業登記完全オンライン申請」をより推進し、会社設立もより効率的に進められるような施策を考えています。

情報発信も継続します:江戸川区の「相続」「会社設立」を分かりやすく

このブログでは、来年も引き続き、

  • 相続登記・遺産整理

  • 遺言・生前対策

  • 会社設立・商業登記

  • 経営者の承継(家族と会社のつなぎ方)

を、できるだけ分かりやすく、現場目線で発信していきます。

「江戸川司法書士」で探している方に、必要な情報が届くように。

「相続江戸川」で不安な方が、少しでも落ち着いて行動できるように。

「会社設立江戸川」で迷っている方が、遠回りせず進められるように。

来年も、地道に積み重ねます。

さいごに:相続も起業も、“最初の一歩”を一緒に整える

相続も起業も、共通しているのは「最初の一歩がいちばん重い」ことです。

だからこそ、私は“手続き”だけでなく、その前段階の整理を大事にしたい。

2025年は、遺産整理業務や株式移転などの経験を通じて、支援の幅が広がりました。

2026年は、その幅を「相続 × 50歳からの起業」という形で統合し、司法書士・行政書士の枠を超えて、地域で頼られる存在を目指します。

今年もブログを読んでいただき、ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。