お金の話で家族がぎくしゃくしないために──江戸川区相続を「揉めずに進める」やさしい準備

東京都江戸川区船堀、「司法書士・行政書士きりがや事務所」司法書士・行政書士桐ケ谷淳一(@kirijunshisho)です。

はじめに

相続の相談でよく聞くのが、こんな言葉です。

「うちは大丈夫だと思っていたのに、家族の空気が悪くなってしまって…」

相続は“手続き”の話に見えますが、実際は 「お金×家族」 の話でもあります。

お金の金額そのものより、情報が見えない・話し方が難しい・温度差があることが、家族を疲れさせます。

この記事では、江戸川区相続の現場で司法書士として感じる「つまずきポイント」を、専門用語をできるだけ使わずに噛み砕いてまとめます。

相続は「お金の多さ」より“話し方”と“段取り”で決まる

相続で大変なのは、相続税の有無よりも先に、家族の会話が止まってしまうことです。

そして止まる原因は、だいたい次の3つに集まります。

  • 何がどこにあるか分からない(お金が見えない)

  • 誰が動くか決まっていない(連絡役がいない)

  • 家族の気持ちが揃っていない(温度差)

だから、相続対策の最初の一歩は「難しい制度」ではなく、家族が困らない準備です。

江戸川区相続でよくある“疲れ方”|揉める前に、疲れて止まる

江戸川区で相続のご相談を受けていると、いきなり争うというより、こういう形が多いです。

  • 誰が何を調べるのか決まらない

  • 連絡がバラバラで、同じ確認を何度もする

  • ちょっとした言い方で、家族がぎくしゃくする

  • 「もう面倒だから後で」と先送りになる

ここで一番もったいないのは、家族が悪いわけではないのに、段取りがないだけで消耗してしまうことです。

「お金×相続×家族」が難しい本当の理由

お金の話は、金額が大きいから難しいのではありません。

難しいのは、お金の話には“気持ち”がくっついているからです。

  • 「疑われている気がする」

  • 「管理されるのが嫌」

  • 「今さら話したくない」

  • 「兄弟で温度差がある」

相続の場面では、こうした気持ちが自然に出ます。

だからこそ、相続の準備では お金の話を“争点”にしない工夫が必要です。

まずは「金額」ではなく“入口”だけ|お金の地図づくり

ここから一気に楽になります。

相続の準備は、金額の話から始めない。

代わりに、入口(どこにあるか)をそろえます。

入口とは何か?

入口は、たとえばこういう情報です。

  • どこの銀行か(紙の通帳/ネット銀行)

  • どこの証券会社か(投資・積立NISAを含む)

  • どこの保険会社か

  • スマホのロック解除ができるか(できる範囲で)

金額は、あとから確認できます。

でも入口が分からないと、家族は「探すこと」から始めることになります。

今日できる“入口メモ”チェック

紙でもスマホメモでもOKです。

  • 銀行:名前だけ

  • 証券:会社名だけ(積立NISAをしているか分かればなお良い)

  • 保険:会社名だけ

  • 書類の置き場所:どの引き出し、どの箱

  • スマホ:解除方法を家族が知っているか(無理なら無理でOK)

これを1枚にまとめたものを、私は「お金の地図」と呼んでいます。

“地図”があると、家族が迷子になりません。

家族会議は「取り分」ではなく“段取り”から始める

相続の話し合いがうまくいかない最大の理由は、最初から結論を決めようとすることです。

最初は結論ではなく、段取りだけ決めましょう。

切り出しの一言(そのまま使えます)

相続の結論を決めたいわけじゃなくて、みんなが困らないように“入口だけ”整理したい。

そして次にこう続けます。

金額は聞かないよ。銀行名と証券会社名だけ分かれば安心だから。

“取り分”の話をしないだけで、家族の警戒心が落ちます。

最初の家族会議で決めるのは3つだけ

  1. 連絡役(窓口)を1人決める

  2. お金の地図(入口)を作る

  3. 次回の日程を決める(30分でOK)

この3つが決まるだけで、相続は動き始めます。

「江戸川区相続」では不動産が絡みやすい|だから“お金”とセットで考える

江戸川区相続のご相談では、実家や土地など不動産が絡むことが多い印象です。

不動産があると、相続の話は「名義(登記)」とセットになります。

ただ、ここでよくある落とし穴があります。

不動産だけ決めても、預貯金や他のお金の話が決まらないと、全体が止まりやすい。

だから、相続登記をスムーズに進めるためにも、不動産と“お金の地図”をセットで整理しておくのが一番ラクです。

江戸川区司法書士に相談すると何が整理できる?

「まだ依頼するほどじゃない」段階でも、相談で整理できることがあります。(売り込みではなく、あくまで“整理のメリット”として書きます)

  • 何から着手すべきか(優先順位の整理)

  • 不動産の名義をどう進めるか(相続登記の見通し)

  • 家族会議で揉めにくい進め方(段取りの設計)

  • 必要に応じて、他士業と連携すべきポイントの整理

相続は「全部ひとりで抱える」と重くなります。

最初に整理するだけで、気持ちの負担が軽くなる方が多いです。

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この記事を書いた人

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司法書士・行政書士 桐ケ谷 淳一

鉄道(乗り鉄・撮り鉄両方)と麻婆豆腐・担々麺をこよなく愛する司法書士・行政書士です。
ひとり会社設立、副業・複業、小さな会社の企業法務の分野を得意としています。
1977年1月 東京生まれ東京育ち
2000年 日本大学法学部法律学科卒業
2004年 司法書士試験合格
2005年 行政書士試験合格
2007年 東京都江戸川区葛西駅前にて司法書士事務所・行政書士事務所を開業
2017年 平成27・28年施行改正会社法・商業登記規則、役員変更登記の注意点(株式会社レガシィから)のCD・DVDを出しました。